冷凍しても大丈夫……?《れんこん》おすすめの保存方法を【管理栄養士】が解説
れんこんは買ってから冷蔵庫に放置すると、どんどん茶色く変色してしまいます。れんこんを冷凍すると食感が変わってしまうため保存に向かないと思われがちですが、実は冷凍保存できるんです!れんこんを冷凍する際の方法や注意点、おすすめの調理方法を紹介します。
れんこんは冷凍保存可能!
秋から冬にかけて旬を迎えるれんこん。
シャキシャキとした食感が楽しめ、炒め物や煮物などいろいろな料理に使えます。
れんこんは冷蔵庫で1週間ほど冷蔵保存が可能です。
「安いときに多めに買って、いざ使おうとしたら変色してしまった……」ということはありませんか?
れんこんなどの根菜類は冷凍保存に向かないと思われがちですが、実はれんこんは冷凍保存が可能です。
今回は、簡単に保存できる方法を紹介します。
れんこんを冷凍保存する方法
①れんこんの皮をむき、お好きなサイズにカットします(輪切り・半月切りなど)。
決まっていない場合は、縦割りにするのがおすすめです。
②酢水にさらします。
水500mlに対して、酢小さじ1程度で大丈夫です。
今回は縦割りと半月スライスにカットしました。
③水気を切り、キッチンペーパーで拭いて保存袋に入れます。
保存期間は冷凍庫で1か月程度です。
使うときは、縦割りのものは冷蔵庫に30分〜1時間程度入れておき、半解凍にしてから切りましょう。
スライスしたものは、冷凍状態のまま調理に使用していただいて構いません。
冷凍して1か月後です。
変色はありません。
れんこんを冷凍する際の注意点は?
れんこんを冷凍保存するには、いくつか注意点があります。
①新鮮なれんこんを使う
茶色く変色したれんこんは長期保存に向きません。
購入してしばらく使用する予定がないときは、冷凍してしまうのがおすすめです。
購入してすぐの場合でも黒っぽく変色している場合があります。
これは、れんこんに含まれる「タンニン」とよばれる成分のせい。
タンニンによる変色は食べても問題ありません。
全体的に茶色く変色している、すっぱい臭いがする、などの場合はやめましょう。
②冷凍保存後は炒め物や揚げ物に使用するのがおすすめ
冷凍するとほくほくした食感は失われますが、シャキシャキと美味しく食べられます。
煮物に使用しても構いませんが、食感が気になる方は炒め物や揚げ物に使用するのがおすすめです。
冷凍保存したれんこんのおすすめ調理方法を紹介!
冷凍したれんこんを使って調理してみました。
【れんこんの磯辺揚げ】
スライスしたれんこんの保存袋をあけ、マヨネーズと青のりを入れてよくもみます。
片栗粉をまぶし、揚げ焼きにしましょう。
食べるときは塩を振っていただきます。
【れんこんのはさみ焼き】
お好きなひき肉で肉だねを作り、れんこんではさみます。
片栗粉をまぶし、火が通るまで焼いたら、醤油・みりん・砂糖・酒を入れて照り焼きにしましょう。
たれが煮詰まったら完成です。
れんこんは冷凍保存で美味しく食べよう♪
れんこんは冷凍してしまえば、長期保存がききます。思わず買いすぎてしまったときも安心です。
冷凍保存をうまく活用して、美味しく保存しましょう。
◆ライター / 管理栄養士Miki
管理栄養士。
年長・年少・1歳の元気な3兄弟をワンオペ育児中。
給食委託会社にて厨房の衛生指導や従業員教育を中心に10年勤務後、ライターに転職しました。
子どもたちの相手をしながら作るごはんは、栄養のバランスが取れつつ、とにかく時短!又はほったらかしで出来ることを意識して作っています。
健康を意識しながらおいしく食べることは、ストレス解消になり、体調の改善も期待できます。是非普段の食事に役立てていただけたら嬉しいです!
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