飼い主さんがイメチェンしたら猫は?『見た目の変化』に対して猫が見せる反応5選
不安が強いときの反応3選
1.逃げる
ヘアスタイルや服装の変化に驚いた猫は、恐怖心から思わずその場から逃げ出してしまうことがあるでしょう。
「見たことがない何かが近づいてくる!」と勘違いしていることが考えられます。
猫はもともと視力が悪いため、シルエットから飼い主さんかどうかを見分けようとします。
ロングヘアからショートヘアにするなど、大きなイメチェンの際には、特に勘違いされることもあるので、事前に心構えをしておきましょう。
2.警戒する
猫は慎重な生き物です。
飼い主さんの見た目が変わると、何が起きているのかを探り、本当に飼い主なのかを理解するまでは、少し遠くから様子をうかがおうとします。
警戒しているかどうかは、耳が反って「イカ耳」と呼ばれる状態になっていたり、険しい表情をしていたりといった、猫が発するボディランゲージからも感じ取ってあげましょう。
無理に近づいたり、抱っこをしたりしても拒絶される可能性が高いため、そっとしておくのが得策です。
3.威嚇する
警戒度が高い場合、猫はシャーっと威嚇することもあります。
普段の飼い主さんとは違った見た目ゆえ、一瞬「敵」だと思い込んでしまうのでしょう。
このとき無理に目線を合わせると、ますます敵だと誤解される可能性があるため、目線をそらしながら、やさしく声をかけることを意識してください。
しつけのつもりで過剰に声をあげたり、叱ったりすることも逆効果となりますので、絶対にやめましょう。
落ち着いている反応2選
4.匂いを嗅ぐ
猫にとって、匂いは、飼い主さんだと判断する大切な手がかりとなります。
美容室に行けば、大きな見た目の変化までとはいかなくとも、カラーリングやシャンプーの匂いがつくので、普段とは違う飼い主さんの匂いに動揺してしまうかもしれません。
飼い主さんだと確認するとほっとし、元のリラックスした状態に戻るでしょう。
また、帰宅直後は、スリスリをする猫も多いですが、これも飼い主さんに自分の匂いを重ねて安心するために行っているため、受け入れてあげてください。
5.気にしない
猫によっては、飼い主さんの見た目の変化を気にしない場合もあります。
特に変わった素振りが見られなければ、いつもどおりコミュニケーションを取って問題ないでしょう。
飼い主さんの声や雰囲気に変わりがないため「見た目は変わっているけど、飼い主さんだ!」と感じ取っているに違いありません。
一方で筆者は、知人から「いつもとは違う柄のワンピースを着ていただけで警戒された」という体験談を聞いたこともあり、猫によって反応は三者三様です。
まとめ
飼い主さんの見た目の変化には、敏感に反応する猫が多いものです。
もともと視力が弱い猫は、シルエットや匂いから、飼い主さんのことを見分けていますが、イメチェンでそれらが一変されることで、他人と誤認してしまうのでしょう。
警戒や威嚇をしている様子が見られた場合は、無理に近づくことは避け、落ち着くまでは、そっと様子を見守ることが大切です。
強い反応ばかりとも限らず、なかには飼い主さんかどうかを匂いを嗅いで確認する猫や、特に気にしない猫もいますので、その猫に合わせて適切に対応してください。
今後イメチェンした際には、少し時間をかけて、猫に新たな姿を受け入れてもらえるとよいでしょう。