猫に関連したユニークな『世界のことわざ・慣用句』6選 あなたはいくつ知っている?
1.『猫には九つの命がある(cat has nine lives)』
猫は執念深くなかなか死なない、猫は殺しても何度でも生き返るという意味です。イギリスで古くから使われていた言葉だそうです。
猫は警戒心が強く、たとえ放り投げられても体が柔らかく上手に着地することができ丈夫。なかなか死なないもののたとえに使われます。
2.『好奇心は猫を殺す(curiosity killed the cat)』
前章のイギリスの『猫には九つの命がある(cat has nine lives)』が元になったことわざです。
好奇心は成長のために必要ですが、知りたがり過ぎるのは危険、好奇心をもつのもほどほどに、ということを表現しています。
このことわざは時代によって変化していて元は「cere killed the cat」(心配は身の毒)だったそうです。そこからさらに変化し、「Curiosity killed the cat but satisfaction brought him back」(物を深く知り、満足したおかげで生き返りました)となっていったようです。
3.『猫の首に鈴を付ける(bell the cat)』
イソップ童話『ネズミの相談』が元になった慣用句で「みんなのために難局に進んで立ち向かう」という意味です。
ネズミたちが天敵である猫から身を守るために猫に鈴をつける話が出たが、誰がつけるかということで話が詰まってしまった、という童話からできました。
4.『犬と猫の仲』
「仲が悪い」というフランスの言葉です。14世紀には犬と猫が仲が悪いという意味の言葉が使われていたそうです。
日本語では仲が非常に悪いことは「犬猿の仲」と言いますが、フランスでは犬と猫のようです。
5.『猫を嫌う人には気をつけろ』
「自由気ままな猫を嫌うということは、思い通りにしようとすることが好きな人間かもしれないから、そのような人間には近づかない方がいい」という意味のアイルランドのことわざです。
猫は単独で行動する動物なので、従わせるのは難しいです。猫の特徴をとらえたことわざですね。
6.『塀の上に立つ猫】
どっちに転ぶかわからない、物事の結果は予測できない、という意味のインドのことわざです。
猫は高いところが好きですが自由気ままな性格なので、塀のどちらに下りるのか予測するのは難しい、というところから生まれた言葉です。
まとめ
今回は、猫に関連したユニークな「世界のことわざ・慣用句」をご紹介しました。
日本にも猫にまつわることわざや慣用句はありますが、世界にもたくさんあります。どれも猫の特徴がよく出ていて、昔からどの地域でも猫のイメージは変わらない、ということもわかりますよね。
今回ご紹介した以外にも、猫に関することわざや慣用句はまだまだありますので、ぜひ一度ご自身でも調べてみてはいかがでしょうか。