価格差が約4倍もある「極上柿の種」ってよく見かけるものとどう違う? 食べ比べてみた結果
言わずと知れた有名な米菓、柿の種。
スーパーやコンビニなどで気軽に購入できるけれど……先日、なんとなく気軽な気持ちで買っちゃいけないような柿の種を発見した。
それが「極上柿の種」だ。
・極上
この柿の種を見つけたのは、2025年8月1日から8月24日まで新潟県で開催されている「錦鯉・金魚アクアリウム inときメッセ」というイベント内の物販コーナー。
様々な魚に関する商品が販売されていて、以前ご紹介した「バリ勝男クン」も陳列されていた。
極上柿の種の価格は税込み378円。一般的な柿の種と比べると、量の割に高額だ。
メーカーは新潟の竹内製菓。どうやら原材料や食感にこだわったひと味違う柿の種のようだが……どこがどう違うんだろう?
ということで、実際になじみ深い亀田製菓の柿の種(6袋入り・税込み213円)と食べ比べてみることにした。
袋から取り出してみるとこんな感じ。亀田の柿の種はオーソドックスなものを選んだのでピーナツ入り。一方、今回購入した極上柿の種には柿の種だけが入っていた。
なお、細かいことを考えずザックリと1gあたりの価格差を計算したら約4倍だった。
隣に並べてみると、極上柿の種の方が明らかに大きいことが分かる。サイズも形も、新潟県でよく食べられているあられ「サラダホープ」にそっくりだと思った。
それではいよいよ味を確かめていこう。まずは亀田の柿の種から。
醤油のしょっぱさの中に、ほんのり辛みを感じる味付け。一回手を出すとなぜか止まらなくなってしまう、いつもの柿の種の味だ。
ピーナツが入っているおかげで、辛さを中和しながら食べられるのがありがたい。おかげで辛い物が苦手な筆者でも問題なく食べ進めることができた。
柿の種の特徴の1つであるカリカリの食感は、中に空洞があることで生み出されているそうだ。
以前から「見た目の割に軽い食感だな」と思っていたけれど、こんな理由があったのか。普段柿の種を食べる機会がそれほどないので、初めて知った情報だった。
ひとつ賢くなったところで、続いては極上柿の種を味わってみよう。
サイズは大きくなっているものの、他の見た目は亀田の柿の種とそれほど変わらない。
ちゃんと違いを感じ取れるかな? ドキドキしつつも口の中に入れてみると……
────あっ、結構辛いな!?
表面積が大きいからなのか、亀田の柿の種と比べて明らかに辛さが増している! 辛い物苦手勢としては、一度に口の中に入れられる数は2粒が限界だった。
また、米菓そのものの味も亀田の柿の種よりはっきりと感じた。噛めば噛むほど、お米の旨味や風味が漂ってくる。
食感は亀田の柿の種よりは硬いけれど、やっぱり見た目の割には軽いような印象を受けた。
もしかして? と思って半分に割ってみると、やっぱりこっちの柿の種にも空洞が! 柿の種の特徴がしっかり押さえられている。
辛い物が平気だったら、サイズが大きいにも関わらず普通の柿の種と同じようなペースで食べてしまっていたと思う。それくらい食べやすい食感だった。
・オンラインショップでの販売も
ということで「極上柿の種」は、一般的な柿の種を全体的にグレードアップさせたような商品だった。これは確かに「極上」と名前がつくのも納得かも。
なおメーカーである竹内製菓の公式オンラインストアを覗いてみると、今回購入したパッケージとは異なるもののピーナツ入りの「極上柿の種」が販売されている。
気になった方は、こちらを利用して取り寄せてみるのもいいかもしれない。
ひと粒で亀田の柿の種3粒分くらいの食べ応えと味を楽しめるので、柿の種が好きな方ならきっと満足できるはずだ。
気になった方は、是非一度試してみてはいかがだろうか。
参考リンク:竹内製菓セレクトショップ 皐月堂
執筆:うどん粉
Photo:RocketNews24.