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町屋海岸での投げ釣りで本命キス94匹手中【三重】シーズン初期は足で探す

TSURINEWS

大満足のキス94匹キャッチ(提供:週刊つりニュース中部版APC・横山准司)

5月15日は三重県津市の町屋海岸へ釣行した。昨年はこの時期から極端に良くなったためだ。潮は小潮、満潮は午前9時57分、干潮は午後5時23分。潮の動きは小さく、水温は低い。キスがいれば海水温の変化が少ないので長い時間岸寄りにいる気がする。

町屋海岸で投げキス釣り

5月に入るとキスの釣果が少しずつ良くなってきた。シーズン初めは釣果が不安定で、潮や気温、水温、風向きなどによって釣果が左右されることが多い。前日釣れても翌日は良くないとか、前日悪かったが今日は爆釣などと変化が激しい。私も過去の情報や釣具店、友達からの情報を活用して釣行することが多い。過去の釣果記録が良い結果をもたらすものだ。

現地には午前6時少し前に到着。最近は一本松と言われる方向が良さそうなので、南寄りに入る。海は少し濁りが強いがゴミなどは浮いていない。

町屋海岸(提供:週刊つりニュース中部版APC・横山准司)

タックルを準備し、第1投は5色(1色は25m)へ投入。探りを繰り返していると小さいがキスのアタリが出た。ちょっと期待外れのサイズだ。追加らしいアタリは出るが小さい。2色残して回収すると、ピンギスが4匹掛かってきた。キスの活性は高いようでハリをのみ込んでいる。

エサを付け替え、2投目は5色出し切り辺りに投入。探り始めるがアタリは出ない。2色ほど残して回収すると、アタリは取れなかったがピンギスが1匹掛かっていた。

シーズン初めは足で探す

見込みがなさそうなので即移動。シーズン初めは足で探さないと良い釣果は得られない。砂浜の状況と波の立ち方を見て釣り座を決めたがアタリが出ない。ここも駄目だとすぐに移動する。

さらに南寄りに釣り座を探していると、少しだけ払い出しているところがあったので、ここでキャストしてみる。6色出し切りへ投入、半色ほど探った所でアタリが出た。サイズも良さそうな明確なアタリだ。

良型交じりのキス5連(提供:週刊つりニュース中部版APC・横山准司)

潮が上げているので仕掛けが絡まないよう速さを調整しながら探りを繰り返すとアタリが続く。ここにはキスがいる。2色まで探って回収すると、キスが5匹掛かってきた。良型も交じっている。釣れそうな感触だ。

2投目も同じ距離へ投入。探り始めると5色の中ごろでアタリが出た。先ほどと同じ距離だ。追い食いを狙うと小気味いいアタリが伝わってくる。3回の釣り座変更の末に良いポイントを見つけた。回収すると、キス3匹、コッパガレイ、ハゼ。外道もついてきた。

94匹キャッチで大満足

キスの範囲を確認した感じでは3.5~4.5色近辺でよくアタリが出る。そこで3投目以降は距離を抑え、アタリの出る距離を中心に探りを繰り返すと、キスの数が増えてきた。無駄な距離を引かないようにして時間を節約することも数を釣るコツだ。今の群れは小さいので、連掛けの数はばらつきが多い。

キスのアタリが出る範囲は把握したので、あとはどれくらい釣れるか。同じ方向ばかりだと魚が薄くなるので、左右に振り分けながらキャストすると連が増えた。群れ自体は小さいが、潮に乗って沿岸に近付いているようなので、ポイントのキスが減っても少し休ませておけばまた入ってくるような気がした。

時間の経過とともにアタリが少なくなり、午後2時に納竿した。釣果は20cmを頭に94匹と非常に満足できた。

今後はさらに期待できる

今回の感じでは、キスの魚体はまだ冷たく、水温は低いようだ。活性は高くなっているが、少し型の良いキスは掛かりが浅いのも多い。今は群れが小さいので、数回キャストしても釣果が良くないときはまめに場所移動したい。水温が上がってくると群れが大きくなり活性も上がるので、さらに期待できるだろう。

この海岸は東の風に弱いので、天気予報で風向きや風速を確認したい。この先気温が上昇してくるので、水分補給を取るなど熱中症対策を忘れず、無理のない釣行をしてほしい。自分の出したゴミは忘れずに持ち帰るようにしよう。

<週刊つりニュース中部版APC・横山准司/TSURINEWS編>



この記事は『週刊つりニュース中部版』2024年6月7日号に掲載された記事を再編集したものになります。

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