ことさんちが大賞 県、多様な親子支援評価
神奈川県が表彰する「かながわ子ども・子育て支援大賞」の受賞者が12月9日に発表され、茅ケ崎中央を拠点に活動する「ことさんち(じつなりことみ代表)」が「大賞」に輝いた。
同賞は、子ども・子育て支援活動のモデルとなる活動を表彰し、活動の活性化と県民全体に取組みの機運醸成を図るもの。18回目となる今回は、46件のエントリーがあり、うち15の事業者、個人、団体がプレゼン選考へ。その中から先進性や有効性、貢献性などを審査基準に「大賞」、「奨励賞」、「草の根賞」、「特別賞」が決められた。
ことさんちは「多様な親子のかたちが特別視されることなく、生きやすい社会になれば」と、里親子や養子縁組親子の交流の場、世代を問わず誰もが集まれる場として、子育て相談や人生相談なども可能な「あかちゃんの会とおもちゃの広場」の提供などを行っている。
じつなり代表は「活動内容を広く知ってもらう機会に」と同賞にエントリー。審査員から「共生社会において有効な取り組み」だとして、絶賛の声が挙がった。
じつなり代表は「里親や養子縁組、ひとり親など、多様な親子のかたちを受け入れてもらうには、社会全体で理解を深める必要がある。受賞を機に、活動の場を広げたい」と抱負を語った。また、「今後は賛同・協力者を募り、地域全体で活動できたらと思っている。活動に興味を持った方は是非ご連絡を」と呼びかけている。