上田新工業の上田重幸社長が芸術文化振興などに寄付、四日市の三十三ふるさと文化財団へ
三重県四日市市河原田町にある株式会社上田新工業の上田重幸社長が、公益財団法人三十三ふるさと文化財団に芸術文化振興のための寄付をし、同財団から感謝の意を表す訪問を受けた。
訪問は6月12日で、同社を訪れたのは、株式会社三十三フィナンシャルグループ社長、株式会社三十三銀行頭取も務める同財団の道廣剛太郎理事長と同フィナンシャルグループ経営企画部長で三十三銀行常務執行役員経営企画部長の大川剛志さん。上田社長とがっちり握手を交わした。
上田社長からの寄付額は200万円で、県民の芸術文化の振興に役立ててほしいとの趣旨という。三十三ふるさと文化財団は、地域での文化活動に関わり、地域文化の発展に貢献した人や団体に「三十三ふるさと三重文化賞」を贈呈して功績をたたえているほか、定期コンサートの開催、経済的な困難を抱える学生への奨学金支給もしている。
奨学金支給は、熊野市や南牟婁郡の家庭の出身で経済的に修学が困難な高校生、専門学校生、大学生への助成をしている。上田社長は、社長就任後の2019年に名城大学に社会人入学し、2023年に卒業した後も、難関中の難関とされる国家試験の「技術士」の資格をめざしている勉強家で、財団のこうした取り組みにも共感できたという。