昭和の“たのしい給食”が期間限定で復活 脱脂粉乳まで再現した「絶滅危惧食フェア」
「もう一度、あの給食を――。」
昭和50年代までの学校給食を忠実に再現した「絶滅危惧食フェア」が、11月7日~9日までの3日間、東京都八王子市の「給食のおばさんカフェテリア」で開催されます。入場は無料、メニューは有料です。
主催は、懐かしの味を現代によみがえらせている、リベージュインターナショナル有限会社運営の「ecoyatais(給食のおばさん)」です。
このイベントでは、昭和50年代までの学校給食がずらり。カレーのようでカレーではない「カレーシチュー」や、ドレッシングの原点ともいえる「フレンチサラダ」、そして“本当にまずかった”と語り継がれる脱脂粉乳(昭和21年~昭和33年頃※)までが再現されます。
かつて給食を楽しみにしていた世代には懐かしく、当時を知らない世代には新鮮な“体験型の給食イベント”です。
人気メニュー「給食のおばさんのあげぱん」も登場。揚げたてを味わうのが醍醐味のあげぱんを、家庭でもおいしく楽しめるよう工夫を加えた特製版。砂糖ときなこの2種類が用意され、どちらもやさしい甘さが懐かしい味を思い出させてくれます。
会場では、「揚げパン(きなこ)」「フレンチサラダ」「ソフト麺」「ミートソース」「ビン牛乳」を組み合わせたセット「なつかしの給食M」(1500円)や、「カレーシチュー」が主役で「揚げパン(砂糖)」などを組み合わせた「なつかしの給食C」(同1500円)を提供。
さらに脱脂粉乳付きのセット「たのしい給食」(2300円)も登場。あの独特な風味まで完全再現したそうです。イベント主催は「自慢の“まずさ”をご賞味ください」と述べています。
なお、すべての給食に、セットと同じ味の「お持ち帰りあげぱん」が付いてくるとのことです。
「ソフト麺は4つに切って食べた」「牛乳はよく噛んで飲んだ」そんな思い出話が自然とこぼれそうな、あの頃の給食風景。昭和の“たのしい給食”を味わいながら、世代を超えて語り合える3日間になりそうです。
「絶滅危惧食フェア」は、11月7日と8日は昼の部が午前11時から午後3時まで、夜の部が午後6時から午後9時までの二部制で開催されます。最終日の9日は少し早めのスタートで、午前10時から午後2時まで。夜の部はなく、この日の営業をもって終了。
会場となる「給食のおばさんカフェテリア」の場所は、東京都八王子市明神町3-26-1。詳細は公式サイト(https://obasanda.com)から確認できます。
<参考>
※一般社団法人日本乳業協会「学校給食で牛乳を飲むようになったのはいつからでしょうか?」
Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By おたくま編集部 | 記事元URL https://otakuma.net/archives/2025110403.html