【河津町・70カフェ】“食べるサクラ”桜餅スイーツとジビエ料理で新たな魅力発信
静岡・河津町で開かれているの桜まつりと一緒に、グルメを楽しむ旅へ。フラワーアーティストが手掛けるカフェでは上品な桜餅スイーツと出会いました。地域の新たな名産品を目指すジビエ料理も、河津桜まつりの会場に登場です。
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河津桜まつりは3月9日まで期間を延長して開催中。例年より遅い3月上旬が見頃と予想されています。
河津桜まつりの会場から車で10分ほどの場所に、2021年にオープンした「70 nanamaru cafe(ナナマルカフェ)」があります。
ナナマルカフェを経営する後藤清也さんは、ホテルの装飾を手掛けるなど、活躍の場を広げているフラワーアーティストです。
倉庫を改装した店内、提供しているドリンクやスイーツ、そのネーミングにも後藤さんのセンスが光ります。
食べられる芸術品「君の夢咲く 夢さくら」
ナナマルカフェの桜まつり限定のスイーツが、「君の夢咲く 夢さくら(1個500円)」です。
大ぶりのイチゴが乗った桜餅は、見た目も美しく上品な仕上がりとなっています。
「君の夢咲く 夢さくら」の特徴は、ほんのりとピンク色に染まった大福です。これは、中に桜あんが包まれているためです。
さらに、あしらわれている桜の花も食べられるということで、細部まで楽しめる工夫が施されています。
テレビ静岡・弦間彩華アナウンサー:
繊細なもちもち感の中で桜葉がふわっと香ります。ほのかな甘さの中にイチゴの甘ずっぱらさが感じられます
ナナマルカフェ・後藤清也さん:
あえてちょっと酸味がある河津産のイチゴの品種「きらぴ香」を選びました
ほのかな甘みの桜あんと、ほのかな酸味のイチゴが絶妙なバランスでした。
ガツンと河津を盛り上げる「天麓ジビエ」
後藤さんの挑戦は桜まつり会場でも見られます。ジビエの屋台「天麓ジビエ」を出店しているのです。
後藤さんは河津桜に頼り過ぎないのも大事と話し、河津町周辺のジビエをブランドとして打ち出すことで、地域に新たな名産品を作ろうと奮闘しています。
ナナマルカフェ・後藤清也さん:
探せばジビエのように魅力がいっぱいあるんです。今盛り上がってるのは親の世代が頑張ってくれたおかげです。だけど若者がガツガツ行かないと次の世代が絶対に沈んでしまいます。僕の世代がガツンと河津町を盛り上げます
後藤さんの言葉からは、地域の未来を見据えた強い思いが感じられます。
河津桜まつりは、美しいサクラの風景だけでなく、地域の人々の情熱と創意工夫によって、さらに魅力的なイベントへと進化しています。
後藤さんのような若い世代の挑戦が、河津町の新たな魅力を生み出し、多くの人々を引きつけていくことでしょう。
■店名 70 nanamaru cafe
■住所 静岡県河津町沢田70
■営業時間 9:00~16:00(ランチ11:00~13:30)
■定休 火・不定休
■問合せ 0558-32-2756