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山烏の目的は? 一葉の正体は? まだまだ気になる謎だらけ! 夏アニメ『ハイガクラ』前半の物語を振り返る

アニメイトタイムズ

写真:アニメイトタイムズ編集部

シリーズ累計発行部数130万部を突破(電子書籍含む)する人気コミック『ハイガクラ』がTVアニメ化。2025年7月3日よりTOKYO MX、サンテレビ、BS朝日にて放送中です。本作は、神仙と人間が暮らす仙界を舞台とするアクションファンタジー。仙界崩壊の鍵を握る凶神・四凶を探し求める歌士の一葉(いちよう)と、一葉の従神である滇紅(てんこう)が、囚われた家族と失った過去を取り戻すため、世界中を駆け巡ります。

七話では、歌えない歌士と言われてきた一葉が、峰龍井(ほうりゅうせい)が焚いた香の効果もあってか、透明で綺麗な歌声を響かせました。一方で、白豪(はくごう)と月の卵を狙う侵入者を孫登(そんとう)が追い詰めるも、山烏(さんう)が逃がすような手引きをします。果たして、山烏の目的とは……?

アニメイトタイムズでは、本作のここまでの物語を振り返り、後半戦に向けて情報を整理します!

 

 

【写真】夏アニメ『ハイガクラ』前半の物語を振り返る【連載06】

すべては育ての親を救うために - 一話「神楽之舞」

神仙と人間が暮らす仙界は、世界を支える四凶が消え崩壊の危機に瀕していました。そんな神々の代わりに人柱として封じられたのは神獣の白豪(はくごう)。白豪を解放するには、四凶を連れ戻す必要があるという。育ての親である白豪を解放するために、一葉は外界で神を集める歌士となり、従神である滇紅と共に四凶を探すため、世界中を飛び回ることにしました。

 

 
歌士の仕事で日本へと訪れた一葉ですが、神無月の時期には出雲に神々が集まることを知らないこともあり、収穫はなし。国政を担う仙人・八仙の漢鍾離(かんしょうり)と李鉄拐(りてっかい)にそのことを報告するも、二人からは「出雲に行かなくていいんです。だって、神々が出雲に集まる間、とある神々がその留守を守るという説が日本にはあるから」と教えてもらいます。

その神々が、四凶の可能性があると察した一葉。李鉄拐からは同時に、ここ数年で地震が増えていることから、白豪の身がもう保たないとも告げられます。神無月が終わるまでにもう一度日本へ行くことを命じられた一葉。育ての親を一刻も早く救うという思いのもと、日本へ向かいました。

一話では、一葉が美しい舞を踊れるものの、歌が下手なために「出来そこない歌士」と周囲から揶揄されていること、「斎」と呼ばれる数珠で花果(かか)や滇紅と主従契約を結んでいることなどが明らかとなりました。また、白髪姿の滇紅は暴走した牛鬼の渾身の一振りを片足で止めるなど、計り知れない力を発揮します。髪の毛の色だけでなく、性格もまるで別人かのように好戦的になっていました。

 

 

新たな従神は雷獣 - 二話「雷流之舞」

日本の小さな南の島へと訪れた一葉は、泳げずに溺れていたところを流(りゅう)という少年に助けてもらいました。そんな流は、この島に流れ着いた雷獣。雷獣は自ら雷を呼んでその雷を食べますが、流は島の女神に角を奪われており、雷を食べられない状態でした。

角を見つけて流の元に戻そうとする一葉でしたが、流は島から離れたくない気持ちもあり戸惑います。そんな彼に一葉は、「一人で島から出るのが怖いなら、俺と来るか?」と優しく声をかけ、雷獣を従神として迎えることにしました。

 

 
一方で仙界では、八仙の上に君臨する三皇の一人である西王母・白珠龍(はくしゅりん)の元に漢鍾離と李鉄拐が訪れていました。彼らは白珠龍の旧友で漢鍾離の息子でもある山鳥(さんう)から託された秘伝の書を彼女に渡します。そんな白珠龍はどうやら、一葉とも関係があるようで……?

 

飴玉が結んだ絆 - 三話「雪華之舞」

三話は一葉と白珠龍の過去の話。幼い頃に孤児となった白珠龍が暮らしていたのは、漢鍾離が運営する福祉施設・安渓館。彼女はその場所で、山烏を兄のように慕い、懐いていました。

 

 
ある日、病に伏せっていた山烏の母が危篤状態に。しかし、父・漢鍾離は家に戻りませんでした。母の死後、安渓館を訪れた父に山烏は憤りますが、父の目的は、白珠龍を迎えることでした。その理由は、先代の西王母が逝去し、次代の西王母として白珠龍が選ばれたから。白珠龍は何も分からないまま、瑶池宮へと連れていかれました。

知り合いが誰もいない瑶池宮で「もう帰りたい」と吐露する白珠龍。そんなとき、屋敷に忍び込んできた一葉と出会います。涙を流す彼女に、一葉は外の国の飴玉を渡しました。その後、もう安渓館には戻れないという事実を知り、再び悲しみに暮れる白珠龍。そんな彼女の両肩を掴み、「俺の子分にしてやるから泣くな!」と一葉は言葉をかけます。かけつけた一葉の師匠・藍采和(らんさいわ)の暗黙の了解も得て、二人は夜の時間なら遊べることになりました。

 

 
一葉と白珠龍の出会いと関係が描かれた三話。四凶の一人・饕餮(とうてつ)の比企(ひき)が、実は仙界で囚われているという事実も明らかになります。まだまだ謎は深まるばかり……。

 

 

一葉と滇紅の出会い - 四話「水月之舞」

四話の過去の回想では、一葉と滇紅の出会いが主に描かれました。一葉のもう一人の師匠で歌士官長の孫登と初任務に出向いた一葉。向かった先の森のなかには、謎の神殿が建っていました。

孫登とはぐれた一葉は、神殿のなかに封印されていた滇紅と出会います。触れる者を拒むという封印になす術もない……と思われましたが、意識を失った一葉の咆哮で滇紅を封じていたものが吹き飛びます。

 

 
一連の出来事が終わった後、孫登と合流した一葉。滇紅は記憶を失っていました。しかしながら滇紅は「今もお前といる事で私には利益がある。心の中で何かがそう言っている」と一葉に言葉をかけます。そして二人は、主従契約を結ぶことになりました。

そんな思い出話を白珠龍にする一葉。続けて、白豪を解放するために歌士になったと語り、白豪を人柱にした西王母への怒りも露わにします。後日、山烏から白珠龍が次の西王母になるという事実を聞くとも知らずに……。

四話では、複雑な人間関係が露わになりました。西王母の即位式典で、何とも言えない表情で白珠龍を見つめる一葉は、何を思っていたのでしょうか? また、滇紅の感情豊かでおっとりした性格は、歌士官長補佐・峰龍井の調教によるものだということも明らかになりました。その意図は、一葉には「気負わなくていい友人」が必要だと思ったから。いがみ合っていながらも仲良さそうに見えるバディ感は、峰龍井の気遣いのおかげなのかもしれません。

 

 

物語は新たな展開へ – 五話「桃源之舞」

五話は白豪との面会シーンからスタート。笑顔で話す一葉でしたが、そのとき、地震が起きて白豪が苦しみ始めます。残された時間は少ない。一葉はもう一度日本へ行き四凶を探そうとするも、仙界では、管理していた仙桃がすべて盗まれる事件が起きていました。そして、八仙のひとり・韓湘子(かんしょうし)から外国(そとくに)には行けないと告げられてしまいます。

 

 
同時に、警備の不備の責により漢鍾離が謹慎処分、また、白豪の面会に立ち合わせるため警備を一人連れ出した藍采和は、地下牢で拘束されてしまいます。急転直下で様々なことが起きるなか、峰龍井の計らいで一葉は渋谷に行くことが叶いました。

渋谷で仙桃を盗んだ犯人を捜す一葉たち。仙桃を大量摂取して死に至った歌士を見つけるも、その行動の浅はかさから犯人は別にいると峰龍井は推理します。一体、誰が仙桃を盗んだのでしょうか?

 

 
仙桃は、一時的に仙人の身体を手に入れることができるもの。通常、歌士の人間はそれを食してから出国しなければ死に至ってしまいますが、一葉は仙桃を食べずとも何ともありませんでした。一葉の正体について、謎は深まるばかりです。

 

ウサギ仮面の求めるものは……六話「渾沌之舞」

五話から登場していたウサギ仮面の謎の人物。六話では、手に入れると覇者になると言われている「月の卵」を求めて、謎の人物が「月の卵」を管理している白豪の元へ向かいます。そうはさせまいと、ウサギ仮面と対峙する孫登。激しいバトルが繰り広げられます。

 

 
一方、三皇のひとりである東王父の寝殿前には、神獣の「はぐれ」二匹が出現。峰龍井と、四凶を封じた神・龍王(りゅうおう)の子供である鎧糸(がいし)により「はぐれ」は撃退されるも、二匹の骸が合体。合体はぐれに苦戦するなか、突如として四凶の一人・比企が現れます。「はぐれ」を捕食し、正気を失った比企を制止しようとする鎧糸。二人には、ある因縁があるようで……。

ウサギ仮面に苦戦を強いられる孫登はどうなるのか? そして、比企と鎧糸の激突の行く末は?

 

 

一葉の綺麗な歌声が響く! 七話「暴龍之舞」

止まらない比企と鎧糸の激しいぶつかり合い。実は比企も龍王の子供であり、なおかつ鎧糸とは双子という関係でした。二人が戦うなか、地上ではゾンビ化した兵士たちの対応に一葉たちが追われていました。様子がおかしかった滇紅ではなく花果を呼び出して対処するも、追い詰められる一同。

一葉は、泣き出す花果を励ますべく「一緒に歌ってやるから」と言葉にします。歌が苦手な一葉ですが、このときは峰龍井が焚いた香の効果もあってか、透明で綺麗な子守唄を響かせることができました。その歌声で浄化されていくゾンビたち。しかし長くは続かず、いつもの歌声に。それが功を奏して、比企と鎧糸の戦いを止めることもできました。

 

 
一方、ボロボロになりながらも、ウサギ仮面を攻め立てる孫登。あと一歩というところまで追い詰めますが、山烏が孫登の攻撃を妨害し、逃がしてしまいます。そんな逃げたウサギ仮面が倒れているところを見つけたのは、流で……。

 

まだまだ謎は多い! どうなる!? 『ハイガクラ』

ここまでの物語を振り返ってきましたが、本作はまだまだ多くの謎が明かされていません。謎の力を持つ一葉の正体は? ウサギ仮面の正体は? なぜ山烏が孫登を妨害した? 滇紅は無事なのか? そして、白珠龍はいま何を思う? これらの謎が果たして解決するのか? 後半戦の物語も楽しみです!

 
[文・M.TOKU]

 

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