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【能登復興支援】災害ボランティアの活動をレポート。これから参加してみたい方へ【募集中】

週末、金沢。

震災に続き、水害でも大きな被害を受けた能登半島。なにかお手伝いをしたいけど、何をしたらいいかわからない、そんな方も多いのでは。

本記事では、編集部が災害ボランティアに参加した際の様子をレポートいたします。
参加してみたいけど不安な方、どうしたらいいかわからないという方、ぜひこちらのレポートを参考に一歩を踏み出してみてください。

今回、私が参加させてもらったのは「被災地NGO恊働センター」さんの支援活動。
「被災地NGO恊働センター」は、兵庫県を拠点に全国・世界各地で活動する災害救援団体です。能登半島地震から発生からいち早く現地に入り、物資提供、家の片付け、避難所のサポートなどを行なっておられます。

七尾市中島の集会所を拠点にしており、全国各地からボランティアや物資が集まっていました。こちらの団体の他にも、現在能登では全国各地の団体が支援活動を行なっており、団体同士が常に情報交換しつつ、連携して支援を進めているそうです。

7:30 七尾市中島町の「被災地NGO恊働センター」拠点に集合

数日前に参加申し込みを済ませ、当日の朝に拠点へ集合。リーダーの増島さんから、今日の各自の活動内容や注意点をアナウンスしていただきます。

このように、誰がどこに行ってどんな活動をするのか、事前に振り分けてくださっているので、参加者はその指示に従って1日行動します。 必要な用具や掃除道具などはセンターから貸し出されるので、特別なものを用意する必要はありません。

9:00 輪島市内の現場に到着

輪島市内の指示されたお宅に到着。さっそく作業を開始。

私が現地に持参したものは以下。

帽子・防塵マスク・防塵メガネ・ゴム手袋・長袖&長ズボン(泥がついても洗えるもの)・長靴・昼食・飲み物・着替え

他には、汚れたものを入れる袋や新聞、のど飴も重宝しました。

担当したご自宅は、ご夫婦の2人暮らし。豪雨では1階の胸のあたりまで水が押し寄せ、2階に避難していたとのこと。現在も2階で生活されていました。

午前中は、床下に溜まった泥を掻き出す作業。前日に他のボランティアメンバーが床下を剥がす作業を行なっていたので、掻き出す際に泥がつかないようテープやビニールで壁や柱をマスキングしていきます。

この日は、まだ床下が泥水の状態だったため、掻き出す作業はまた後日。

12:00 お昼休憩

休憩は1時間ごとに10分程度、こまめにとりました。お手洗いは近隣の公共施設をお借りすることができましたが、場所によっては仮設トイレが用意されているそうです。

休憩中は、家主の奥様とお話させてもらいました。
何度も感謝の言葉を伝えてくださりつつ、この先の不安なことなど少しずつ話してくださいました。こういった被災者さんのお話を聞いてあげて、心に寄り添うのも大切なことだと感じました。

13:00 午後からの作業開始

午後からは、となりの部屋の壁板を剥がす作業。水を吸って脆くなってしまった壁を剥がして隙間に入った泥を掻き出していきます。

経験豊富なリーダーさんが指導してくださるので、初めてでも作業を進めることができました。

水を吸った断熱材を剥がしていく作業も。ボランティアが清掃作業をした後からは、工務店さんのお仕事に。今後お家をどう直していくか、家主さんとの話し合いになるそうです。

お庭では男性チームが泥を掻き出す作業を行なっていました。どの木を残して処分するか、家主さんと話して決めていきます。

15:00 現場での作業終了

ボランティアの作業は15時をめどに終了。きれいに片付けをして、中島町の拠点に撤収しました。まだ作業途中のところはたくさんありますが、毎日少しずつ進めていくしかありません。

16:30 道具を後片付けして解散

中島町の拠点に到着。使った道具などを倉庫に片付けて今日の作業は終了です。金沢の自宅には19時頃着きました。

「被災地NGO恊働センター」の増島さんにお話を伺いました。

ー 思ったより細かな作業が多くて驚きました。

そうですね。支援させていただいているお宅は、私たちが活動を通して知り合った方や、人づてに紹介していただいた方々です。1件ずつお伺いしてお手伝いできることを話し合って進めているので、とても長い時間がかかります。 そういった支援を待っているお宅が、まだまだ何百件も待っている状態なんです。現地ではまだまだ人手が足りていません。

ー リーダーさんたちが被災者さんと密にコミュニケーションをとっていらっしゃる姿が印象的でした。

はい、作業を迅速に進めることも大事ですが、何より被災者さんたちの心のケアが重要です。一番に心休まる場所であるはずの自宅がない状態で、冷静な判断ができない方も多くいらっしゃいます。そういった方の心に寄り添い、話を聞いてあげる。それだけでも十分に現地での活動の意味があると思います。

ー まずは現地に赴いて、それぞれが自分のできることを見つけられるといいですね。

「被災地NGO恊働センター」では、ボランティアメンバーを募集しています。 担当する場所の振り分けが必要なので、活動できる日から余裕をもって連絡してほしいとのこと。

今回のレポートをみて「自分にもできそうだな」と感じたら、まずは下記のメールアドレスへお問合せください。

noto.ngo.kyodo@gmail.com

noto.ngo.kyodo@gmail.comにメールを送る( mailto:noto.ngo.kyodo@gmail.com?subject=件名 )

公式サイト( http://ngo-kyodo.org/ )


また、石川県でも「石川県災害ボランティアバンク」の登録者を募集しています。 あなたの行動がきっと被災者の方の心の支えになるはずです。

石川県災害ボランティアバンク   登録者募集中( https://www.pref.ishikawa.lg.jp/kenmin/saigai/volunteerbank.html )

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