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【六本松・散策】レストラン、カレー、スイーツなど、目移りしまくる裁判所東ストリート

UMAGA

六本松ストリート

2023年に「ディープな裏六本松には個性派飲食店が増殖中」というコラムを書きましたが、今年も六本松にはたくさんのお店ができました。個人的に激推ししてる「しらいし酒飯」をはじめ、ワインバー「黄昏」の姉妹店「酒喫茶 白昼夢」、パティシエとフレンチシェフ2人によるパティスリー「ravi」、さらには昼から通し営業をしている「焼とりの八兵衛RPM」などもでき、グルメな方々を満足させるエリアとして熟してきました。

そして裁判所東側面の通り沿いもどんどんおもしろい通りになってきています。城南線と国体道路が交わる角から入っていくとすぐ「六本松酒場 竜馬」があります。こちらは昼は「一木山」という蕎麦屋として営業しているのですが、蕎麦前のつまみも揃っていて昼飲み利用もできます。夜は居酒屋としてもう20年以上営業しているこのあたりでは古株といってよいでしょう。

さらに奥の方に歩いて行くと「石垣島ゆんたく酒場 ゆい結」とカレーの「六本松 カレチネ」が並んでいます。「ゆい結」は料理もお酒も雰囲気もがっつり沖縄(というか石垣)! 「カレチネ」は昼から毎日5種ほどのカレーを食べられます。もちろんあいがけもOK。昼中心で、夜は不定期でやってるみたいです。

さらに進むと左手に長屋のように城南線の方まで伸びる「CLASSIER SWITCH」という施設があり飲食店や美容室がズラッと並んでいます。飲食は中華から日本料理までいろいろな業態がありよりどりみどりです。

私がこの並びで一番好きなお店は、清川の人気店「焼とり おたびしょ」の姉妹店「台所 タカマチ」です。焼鳥店ではありませんが炭火焼きを中心に、軽いつまみから〆ものまでいろいろ揃っています。また、1,400円とランチにしては少しお高めですが、10種類くらいのおかずから2種を選ぶランチもクオリティが高く満足できます。

そのお隣は警固に移転した「とんかつ よしだ」があったところに、10月「PASTA:glad」というお店が入りました。目玉メニューでもあるボロネーズはお肉ゴロゴロのソースがとっても美味で、平麺のフェトチーネにもよくからみます。

さて、さらに進むとこの界隈では老舗になる「和菓子処 吉蔵」と日本酒バーの「和酒BAR 煙草屋」が並んでいます。「吉蔵(きちぞう)」は大牟田に本店があるのですが、古い一軒家をそのまま生かしていて、どんどん新しいビルが増えていっている六本松のなか、風情ある佇まいを残しています。

「煙草屋」は六本松大通りバス停近くにある「ブルワリー&パスタ 煙草屋」と同系列の日本酒バーです。自社で作っているクラフトビールも飲むことができますよ。私の記憶が確かであれば「ブルワリー&パスタ 煙草屋」を出店する前は、この店でパスタを出していた気がします。

もう少しまっすぐ行くと新しいビルの1階というか、半地下のようなフロアに入っているのが以前UMAGAでも取り上げた「3104 Fukuoka(サントス)」 です。独創的な料理をコーススタイルで提供するフレンチです。ここは記念日にはピッタリ。一度は行っていただきたいレストランです。

さらにすぐ横には「薬膳 cayu Cafe」があります。こちらは朝7時から11時までの営業。薬膳作用があるドリンクやお粥を提供しているそうです。営業日も週に3日ほどなので、インスタでの確認は必須ですね。

左手にセブンイレブンを眺めつつ歩くと右手にあるのがうどんの「EMIUDON」です。以前は薬院新川の近くで50年ほどやっていたのですが、2019年この場所に移転しました。ここの名物はとりおろしでしょうか。私は、冷たいうどんを温かいつけだしにつけていただくというのを薬院時代のこの店で初めて体験しました。てろんとした食感のなかに確かなコシを感じる独特のうどんは以前からファンが多かったものです。すぐ近くに毎日行列の「うどん日和」がありますが、まったくタイプの違ううどんが楽しめます。

そしてその先の角を左に曲がるとすぐあるのが洋菓子の「patisserie nico」。以前は、今、セブンイレブンがあるところにあったのですが、2022年に少しだけ移転しました。ここは生菓子、焼き菓子はもちろんですが、ジャムもものすごくたくさん揃っています。

そして11月、すぐ横の新しくできた建物の2階にオープンしたのが「RESTAURANT L'EQUITERRE(レキテール)」。西中洲の「DEFI GEORGES MARCEAU(デフィ ジョルジュ マルソー)」のシェフを長く務めた松岡孝治さんが始めたフレンチレストランです。ランチは3,800円から5種類、ディナーは7,800円から4種類とバリエーション豊富なうえに、個室もあるのでいろいろなシチュエーションで利用できます。

この角を西方面に曲がると50mほどで「清喜ひとしな」「喰処 竹馬」「マツパン」などおいしいお店の集中エリアへと続き、食事するにもスイーツやパンを買うにも目移りするワクワクエリアです。今後も裁判所周辺のグルメ度はますますアップしそうですね。

弓削聞平
福岡のグルメ系エディター。グルメ雑誌「epi」「ソワニエ(現ソワニエ+)」「UMAGA」の創刊編集長。「ぐる〜り糸島」「私、この店、大好きなんです。」「福岡気軽で楽しい町の寿司屋」などを多数編集・発行。

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