木曽の伝統食で世界に誇る健康食「すんき」をのせた【すんきそば】特集@長野県 木曽町【信州そば-木曽エリア】
冬の風物詩【すんきそば】とは?
木曽地方に古くから伝わる保存食で、長野県の「味の文化財」にも指定されている「すんき」をのせたそば。「すんき」とは、赤カブの葉と茎を、塩を一切使用せず乳酸菌のみで発酵させたもの。まろやかな酸味が特徴で、この味わいが甘じょっぱいそばの風味を引き立て、クセになるおいしさを生み出します。
世界的にも珍しい無塩の漬物のため健康志向の人にも人気で、寒冷な環境で作られるため、主に冬の間だけ提供されています。地元では、冬期に『すんき料理コンクール』や『すんき品評会』など各種イベントも開催。そば店以外でもさまざまなジャンルの飲食店で「すんき」を使った料理を楽しめます。
木曽町「すんきそば」を味わえる3店
〈Index〉
▶道の駅 木曽福島
▶そば処 まつば
▶信州木曽路のそば処 手打ちそば くるまや 本店
◆道の駅 木曽福島
御嶽山(おんたけさん)を眺めながらいただく冬季限定のすんきそば
木曽路の国道19号線沿いで唯一、御嶽山を望める「道の駅 木曽福島」。農産物直売所や木曽の名物が並ぶ売店のほか、地元のお母さんたちが腕を振るうレストランが併設されています。
自慢のそばは、信州産の蕎麦粉を使った地元・開田高原にあるそば工場「霧しな」のそばを使用し、冷たく締めた「せいろそば」や温かい「海老天そば」などで提供。中でも、冬期限定の「すんきそば」は観光客はもちろん、地元の人も食べに訪れる人気の逸品。開田高原在住の農家さんから仕入れるこだわりのすんきが、かけそばの上にたっぷりのっています。
※画像は「すんきそば」 950円
11月下旬~3月頃までの期間限定。甘じょっぱいつゆとすんきの酸味が相性抜群。うっすらピンク色のかぶ部分が多めに入っています
御嶽山の天然水を使用した香り豊かな「霧しな」のそばを使った「せいろそば」850円。
〈その他のメニューの一例〉
・海老天そば 1,300円
・かき揚げ天ぷらそば 950円
レストランの窓からは御嶽山が見えます。展望テラスもあるので休憩にもぴったり 。
道の駅 木曽福島
●住所 長野県木曽郡木曽町福島4061-1
●電話 0264-21-1818
●営業時間 レストラン11:00~15:00LO
※朝食7:00~10:00(土・日曜、祝日のみ/冬期休業)
※直売所・売店8:30~17:00
●定休日 なし※冬期は水曜
●席数 57席
●駐車場 62台※ほか大型・身障者・EVもあり
●備考 タバコ/禁煙 予約/可(応相談)
キャッシュレス決済/カード、PayPayなど可
●HP https://kisofukushima.com/
こちらでも「すんきそば」を堪能できます
◆そば処 まつば
高品質な蕎麦の産地として知られる開田高原産の蕎麦粉を自家製粉し、地元の水で打つ二八そばが味わえます。「すんきそば」は通年で提供。
〈メニューの一例〉
・すんきそば 1,180円
・ざるそば 1,100円
そば処 まつば
●住所 長野県木曽郡木曽町開田高原末川3904-1
●電話 0264-42-3100
●営業時間 11:00~17:00
●定休日 月曜(祝日の場合は翌日)
●席数 40席
●駐車場 40台
●Instagram https://www.instagram.com/sobayamatsuba
◆信州木曽路のそば処 手打ちそば くるまや 本店
江戸時代から続く老舗そば処。厳選した玄蕎麦本来の味を引き出した手打ちそばを提供。ひと打ちごと凝縮された伝統の味を楽しんで。
〈メニューの一例〉
・すんきそば/冬期限定 990円
・ざるそば1,400円
信州木曽路のそば処 手打ちそば くるまや 本店
●住所 長野県木曽郡木曽町福島5367-2
●電話 0264-22-2200
●営業時間 11:00~16:00 ※売り切れ次第閉店
●定休日 水曜
●席数 60席
●駐車場 14台
●HP http://www.soba-kurumaya.com/
※この記事は「信州のうまいそば」(2025年4月27日発売)に掲載されたものです。通信販売はこちら。
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