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【鎌倉 イベントレポ】鎌倉スリランカフェス - スリランカ文化に学ぶ、自然と調和する健やかな暮らしのエッセンス(後編)

湘南人

鎌倉スリランカフェスの記事、後編です!
前編の記事はこちら↓↓

【鎌倉 イベントレポ】鎌倉スリランカフェス - スリランカ文化に学ぶ、自然と調和...2025年6月29日、鎌倉の長谷で開催されたイベント「鎌倉スリランカフェス」に参加してきました!共通する魅力をもつ鎌倉とスリランカ「スリランカの魅力を、もっとたくさんの人に届けたい!」そんな想いを形にしたのが、主催者の山下ほなみさんです。スリランカ産の紅茶、セイロンティーの美味しさに感動したことをきっかけに、スリランカに興味をもつようになった山下さん。初めて現地を訪れた際、美しい海や山、野生の動植物などの豊かな自然が身近にあることや、その自然を当たり前に敬う暮らしが根付いていることに感銘を受けたとい...

湘南人

各出展者さんのご紹介(後半)

⑤ 蓮香(れんか)さん

普段はアジアの布や山岳民族の刺繍でバッグを製作されている蓮香さん。今春スリランカを初めて訪れ、その魅力にすっかり心を奪われたといいます。

現地では職人さんたちによる染色や機織りの様子を間近で見ながら、じっくりと選び抜いた手織り布を買い付けてきたそう。

今回はそのスリランカで買い付けた手織り布を中心に、インドやインドネシアなど、アジア各地の布を使ったバッグが並んでいました。

買い付けてきた布を洗って、干して、アイロンをして、型を取って...というさまざまな工程を経て、一つひとつ心を込めて丁寧につくられた、蓮香さんの作品たち。

そのやわらかな手触りと風合いは、一点ものならではの手しごとの温もりとやさしさを感じさせてくれます。

オンラインショップでは、アフリカ布のエプロンやインド布のエコバッグなど、日々の暮らしに寄り添う品々が揃っているので、ぜひ一度ご覧になってみてくださいね。

・蓮香さんオンラインショップ
・蓮香さんインスタグラム

⑥ Ranaha(ラナハ)さん

一人ひとりの心と体に寄り添う、オーダーメイドのマッサージセラピーを埼玉でされているラナハさん。

今回のイベントでは、アーユルヴェーダの考え方をもとに調合されたアロマや、スリランカ産の貴重な薬草オイルを使用したヘッドマッサージをご提供くださっていました。

施術前にはじっくりとカウンセリングが行われ、日々の中で見落としがちな心と体の状態と改めて向き合うきっかけにもなります。

画像出典:鎌倉スリランカフェス

アーユルヴェーダでは、誰もが3つの要素「ヴァータ」「ピッタ」「カパ」をもっており、生まれ持ったそれらのバランスに応じて心身の特徴や傾向が異なる、と言われているそう。

(3つの要素についての詳しい解説は、こちらの『アーユルせいかつ』さんのサイトをご参照ください)
『ドーシャとは〜ヴァータ・ピッタ・カパの特徴〜 | アーユルせいかつ AYUR seikatsu』

ラナハさんはその考え方を生かし、それぞれの体質に合わせた丁寧で的確な施術で、日常でつい緊張しがちな心身をやさしくほぐしてくれます。

自然体の素直な自分を感じたい、隅々まで心身をゆるめたい方は、ぜひラナハさんのマッサージセラピーをチェックしてみてくださいね。

・Ranahaさん公式サイト
・Ranahaさんインスタグラム

⑦ BIMA PERERA ILLUSTRATIONS(ビマ ペレラ イラストレーションズ)さん

スリランカ人のご両親のもと、日本で生まれ育ったビマさん。

普段は海外の作家さんの絵本の挿絵を描いたり、自宅のアートスタジオで絵画指導をされたり、イベントでは似顔絵のオーダーを受けたりと、多方面でアートに携わるお仕事をされています。

今回はスリランカで有名な魔除けのお面のイラストを使って、色の付け方を教えるワークショップをされていました。

画像出典:鎌倉スリランカフェス

アーユルヴェーダでは「それぞれの体質に合う色」があると考えられていて、その色を使うと体が元気になったり、心が整ったりするそう。

ビマさんのワークショップでは、そんな「自分に合う色」をお伝えすることに加えて、思いのままに色を選ぶ楽しさも大切にされています。

自由な色づかいを通して、「私ってこんな色が好きだったんだ!」と、自分の新たな一面に気づくきっかけにもなるのだとか。

見る人の心を包み込むような、温かみのあるやさしいタッチのビマさんのイラスト。
インスタグラムで作品を見ることができるので、ぜひご覧になってみてくださいね。

・BIMA PERERA ILLUSTRATIONSさん公式サイト
・BIMA PERERA ILLUSTRATIONSさんインスタグラム

会場のご紹介

スリランカ愛あふれる魅力的な出展者の方々が一堂に会した、鎌倉スリランカフェス。

その舞台となったのは、鎌倉・長谷にあるスウェーデン料理とスープのカフェ、Melting pot(メルティングポット)さんです。

店主さんの「朝食をゆっくり楽しんでもらえるお店にしたい」という想いが詰まったプレートは、朝9時からスタート。

スウェーデンのハレの日に親しまれている定番料理を盛り合わせた「スウェーデンプレート」、季節のお野菜をふんだんに使った月替わりの自家製スープやサンドイッチなど、豊富なラインナップが揃います。

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今回のイベントでは「スウェーデン風シナモンロール」と「ビーツの冷製ポタージュ」をいただきました。

シナモンの甘い幸せな風味が口いっぱいに広がる、外はカリッと、中はふわふわのシナモンロール。さっぱりしているけれど、野菜の旨味とコクがしっかりと感じられるポタージュ。

ひと口食べるたびに、心にも体にも元気が満ちてくるような至福の美味しさでした...!

お店入口のスペースを利用した「長谷図書室」で本の貸出しを行っていたり、子ども向けのワークショップも開催されたりと、地域に根ざした活動も積極的にされているメルティングポットさん。

以前、湘南人でご紹介させていただいたことがあるので、よろしければこちらの記事もあわせてご覧くださいね。

Melting pot(メルティングポット)長谷駅から徒歩3分、由比ガ浜海岸に向かう道中にある、「Melting pot(メルティングポット)」にお邪魔しました。R134沿いのすぐ手前にあるものの、少し入った通りにあるため、知る人ぞ知る、隠れ家的な北欧カフェです。海外のカフェやレストランで腕を磨いた店主が切り盛りもともと調理の専門学校に行っていた店主、ご実家の1階を改装し、1年間の期間限定で、2016年にこの場所でカフェを開店。その後、スウェーデン人の御主人を持つ関係で、3年間スウェーデンに移住し、レストランやベーカリーで働き、腕を磨きました。そして、2019年...

湘南人

スリランカに学ぶ健やかな生き方と在り方

自然と調和しながら、心身を健やかに保つ。

そんなスリランカの受け継がれてきた知恵や、日々を自分らしく楽しむ暮らしのエッセンスを随所に感じた鎌倉スリランカフェス。

忙しい日々の中でふと立ち止まってみたくなったとき、スリランカの人たちの自然とともにある文化と暮らしに、そっと触れてみてはいかがでしょうか。

鎌倉スリランカフェス

開催日時

2025年6月29日 11:00〜17:00

開催場所

会場名:Melting pot
住所:〒248-0016 神奈川県鎌倉市長谷2-21-5

駐車場:なし

参加費

無料

主催

山下ほなみさん

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