【葵区・もりぞう】「麺がスープを引っぱりあげる」豚骨ラーメン “メニューにない”ダブル角煮丼
静岡市葵区の「らぁーめん もりぞう」は、こだわりの豚骨ラーメンを提供するお店。東京で20年以上経験を積んだ店主が独特の製法で作るスープと、人気の丼メニューが話題を呼んでいます。
【画像】記事中に掲載していない画像も! この記事のギャラリーページへいつも通る道でも一本裏へ入ればそこはまるで別世界。静岡県民必見の裏スポットを巡ります。今回は静岡駅北口から井川まで伸びる静岡市の主要道路 県道27号線の一部、安部街道を北に向かってお散歩します。
2023年オープン 豚骨ラーメンの店
賤機山の東側あたりの安倍街道は、ほどよく自然も感じられる通りです。
材木町の交差点から少し裏通りに入ってみると、食欲をそそるいい香りが漂ってきました。
その香りに誘われるように進むと、「らぁーめん もりぞう」の看板が目に飛び込んできます。
2023年7月にオープンした、豚骨ラーメンのお店です。
店内に入ると、大きな鍋でじっくりと煮込まれているスープが。店主の太田壮樹さんが、スープ作りの真っ最中でした。
独自の製法が生み出す極上スープ
実はこのスープ、独特な製法で作られているのです。
らぁーめん もりぞう 店主・太田壮樹さん:
「呼び戻し」という独特なスープの作り方をしています
「呼び戻し」とは、それぞれ違う時間で炊き分けた豚骨スープをブレンドする製法のこと。
もりぞうでは、3種類の豚骨スープを常にブレンドしながら作り上げてます。
手間暇かかる難易度の高い方法ですが、うま味の強い極上のスープが完成するのだそうです。
人気No.1「とんこつ魚介」を堪能
一番人気のメニュー「とんこつ魚介(880円)」を注文。
太麺と細麺が選べますが、今回は「太麺」で。
濃いめのスープを一口すすると、最初に魚介のうま味と香ばしさがガツンときます。
豚と魚介が絶妙に足し算され、豚骨スープながらもすっきりとしたクリアな飲み口。
しかし、魚介の香りとうま味が、いつまでも口の中に残ります。
もりぞう・太田壮樹さん:
脂は基本的に朝捨てちゃって、そうすることによって髄本来の「豚のおいしさ」をスープに溶かし込みたいんです
麺は太めで、スープがよく絡むように表面を加工するこだわり。「紙やすりのようにザラつかせている。麺がスープを引っぱりあげる」と太田さん。
それでいて、口に入れるとツルツルとした食感が楽しめます。
太田さんは、ラーメン激戦区・東京で20年以上腕を振るってきたラーメン職人。
麺もスープも徹底的にこだわり抜き、納得のいく一杯を提供したいという思いで、この店をオープンさせました。
メニューにない「ダブル角煮丼」
ラーメン以外にも大人気なのが「ダブル角煮丼(840円)」です。
実はメニューに載っていないのですが、半分サイズの「角煮丼」が2024年10月に登場してからあっという間に評判に。
「もっと食べたい!」という常連さんの要望で、ラーメン丼サイズのダブル角煮丼が作られたそうです。
注文は口頭で「ダブル角煮丼」と伝えてください。
ひと口ほおばると肉の甘味が拡がりますが、くどさは感じません。
らぁーめんもりぞう・太田壮樹さん:
角煮を豚骨スープで何時間も煮ていて、脂は溶かしてくれるんですが肉の味は残してくれる仕上がりになるんです
今までの角煮丼とは違う、一度食べたらリピートせずにはいられない味です。
ただし、数量限定なので、早めの時間帯に訪れることをおすすめします。
静岡の裏通りで見つけた「らぁーめんもりぞう」。
独自の製法で作られたとんこつラーメンと、ボリューム満点の角煮丼は、どちらも絶品。ぜひ一度、足を運んでみてはいかがでしょうか。
■店名 らぁーめんもりぞう
■住所 静岡市葵区材木町15-2
■営業時間 11:00〜14:00
18:00~20:00
※夜営業は火・木・金・土
■定休 不定休
■問合せ 090-1218-5524