行方不明だった猫が、48キロ以上離れた「マック」で発見される 英国
愛猫が行方不明に!
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2025年1月14日、11日間行方不明だった猫が、自宅から48キロ以上離れたマクドナルドのドライブスルーで発見されました。この8歳のノルウェージャンフォレスト猫「Chewie」は、英国エセックス州自宅から突然いなくなっていたものです。
飼い主のSophie Morrishさんは、数多くの動物病院に電話をして消息を尋ね、近所の家々を訪問して質問し、地元の商店や企業にも問い合わせなどして、懸命に探しましたが、見つからなかったのです。
ところが1月25日になって、Chewieが発見されたという連絡を受けました。その場所はハートフォードシャー州ロンドン・コルニー近郊にある高速道路近くの「マクドナルド」だというのです。
なぜ遠くで発見された?
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「ただただほっとしました。愛猫が戻ってきてうれしいです」というSophieさん。発見されたときは体が汚れて毛はもつれた状態でしたが、ケガなどはありませんでした。
猫の保護団体Cats Protection St AlbansのJo Weaverさんによると、「マクドナルドのスタッフが駐車場で客に近づく猫を見つけて保護し、事務室に連れて行ったのです。そして動物病院でマイクロチップをスキャンしたことで、この猫がエセックス州で飼われていることがわかりました」といいます。
「どうやって50キロ近く離れたここまで来たのかはわかりません。でも爪が痛んで短く切れていたので、おそらくワゴン車かトラックに長時間閉じ込められ、ひっかいて逃げようとしていたのでしょう」
「猫が自宅からこれほど遠くで発見されるのは、配達用のワゴン車に跳び乗った場合が多いのです。でもそれなら、なぜ業者が2週間もワゴン車を調べなかったのでしょうか。わけがわかりません」とJoさん。
ふたたび平穏な生活に
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Joさんは別の可能性もあると考えています。
「繁殖に利用できると思って盗んだものの、猫が去勢済みだったため捨てたのかもしれません」というのです。
Sophieさんは「Chewieは2019年に車にひかれて以来、自動車を恐れていました。自発的に知らない車に乗ることはないはずです」と話しています。
Chewieのお気に入りは、同居犬のゴールデンレトリバーとサモエドと一緒に「長い散歩」に行くことです。
「自宅に戻ったChewieを落ち着かせるため、犬たちと一緒に散歩をしました。Chewieはわたしのそばを離れず、甘えて抱かれたがっていましたね。家に帰れたのをすごくうれしがっていたのです」というSophieさん。
怖い経験をしたChewieですが、これからはまた家族一緒に平穏な暮らしをエンジョイできますね。
出典:McDonald's staff rescue cat 30 miles from home