1921億円の最終赤字に転落した電通グループの株価が13.03%下落
2月14日に通期連結決算を発表した電通グループの株価が、週末を挟んで17日に大幅反落した。3,188円で取り引きが開始されると終値は3,056円となり、電通グループの株価は13.03%下落した。
電通グループの2024年12月期の通期連結決算は、第4四半期に海外事業におけるのれんの減損損失として2101億円を計上したため、最終利益は黒字予想から一転、1921億円の最終赤字に転落した。今期の最終利益は100億円を予想しているが、中居正広の女性問題に端を発するフジ・メディア・ホールディングスのスポンサー大量離脱など、電通グループの業績に影響を与えかねないマイナス要素が横たわる。
実際、1月17日にフジテレビジョンの港浩一前社長らが行った記者会見から4日連続で株価は下落しており、23日には年初来最安値を更新している。17日の終値が3725円だった電通グループの株価は、連日値を下げ、5.0%下落した。