ヒートテックの意外と知らない寿命とは「もう保温性ないじゃん…」「買い換えます」
4児の母で洗濯研究家の平島 利恵です。寒くなり、久しぶりにヒートテックを着てみると、「生地が伸びている」「薄く感じる」「以前ほど温かくない」と思うことはありませんか? これは、ヒートテックに含まれるポリウレタンが劣化しているサインで、正しいお手入れをすれば長持ちさせることができます。劣化のサインとお手入れのポイントを解説します!
ヒートテックの寿命は「約3年」
ヒートテックに使われるポリウレタン素材は、3年程度で劣化します。劣化すると生地が伸びてしまい、保温性や吸湿性といった本来の機能が低下します。
何年着ているか確認するには?
お持ちのヒートテックが寿命かな?と思ったら、洗濯表示で確認しましょう。
劣化を見極める3つのサイン
使用頻度や保管状況によって寿命は変わりますが、以下のサインが出たら買い替えを検討しましょう。
1. 生地の伸び
ポリウレタンが劣化するとフィット感がなくなり、生地がだらんと伸びてしまいます。
2. 保温機能の低下
以前ほど暖かく感じない、または汗をかいたときに吸湿性や通気性が悪いと感じることがあります。
3. 白い毛羽立ちや変色
生地に変色や白い毛羽立ちが見られる場合は、素材が劣化しています。
長持ちさせるためのお手入れ術
ヒートテックを長く快適に使うためには、正しい洗濯方法が欠かせません。
1. 裏返して洗濯ネットに入れる
洗濯機で洗う際は、裏返して洗濯ネットに入れましょう。摩擦によるダメージを防ぎ、汗や皮脂汚れをしっかり落とせます。
2. 乾燥機は使わない
高温の乾燥機はポリウレタンを劣化させる原因に。自然乾燥し、直射日光を避けて陰干ししましょう。
3. 柔軟剤の使用は控える
柔軟剤は繊維をコーティングし、吸湿性や通気性が低下するため、使わないようにしましょう。
4. 複数枚を着回す
同じヒートテックを頻繁に洗うと劣化が早まります。数枚をローテーションして着ることで、寿命を延ばせます。
お持ちのヒートテックの劣化をチェック!
衣替えのタイミングでヒートテックの状態をしっかり確認しましょう。
1. 生地の伸び
2. 保温・吸湿性の低下
3. 表面の変色や毛羽立ち
これらのサインが見られたら買い替えを検討しましょう。正しいお手入れを続けることで、この冬も快適に暖かさをキープできます! 賢くケアして、寒い季節を乗り切りましょう。
平島利恵/洗濯研究家