Jリーグに向けてキックオフ!「市川市にJリーグクラブをつくる会」を発足
スポーツでまちを元気にしようと2022年に発足した「市川市にJリーグクラブをつくる会」。
市川にあるサッカークラブと共に、勝利への階段を一歩ずつ上り始めています。
サッカーで人をつなぎ まちを活性化
子どもの頃はサッカー少年、そして25年来のJリーグクラブサポーターと、サッカーと共に歩んできた同会代表理事の荒裕二さん。
大学時代には、生まれ故郷の東京都調布市でJリーグクラブを招致する活動に参加していたことも。
「サッカーのないまちにスポーツ文化が生まれ、活性化していった様子を目の当たりにしてきました」と振り返ります。
市川に越してきて二十数年。
街への愛着が深まるにつれ、都市特有の地域コミュニティーの希薄さや地元意識の低さに危機感を覚えることも。
徐々にまちづくりの活動に関心を持つようになります。
そんな折、2020年に市川市で大きな動きがありました。
市川第一中学校のOBで結成された創部60年の歴史を持つ社会人サッカークラブ「市川SC」と、サッカースクールを運営する「FC市川ガナーズ」が業務提携し、Jリーグ参入を目指すことが発表されたのです。
「これだ!」と立ち上がった荒さん。
大学時代の経験をもとに活動を始め、昨年、10人のメンバーとNPO法人を設立しました。
目指せ!Jリーグ昇格へ
「2030年までにJリーグへ参入」を目指し、クラブ強化のためさまざまな支援活動を行っています。
チラシ制作やポスター配布、クラブのスポンサー獲得の手伝い、自治体への働きかけ、働きながら練習を続ける選手たちの就業サポートなど。
最近では千葉商科大学の学生らと共に市川SCと連携したスポーツイベントの企画運営にも携わっています。
現在、市川SCは千葉県社会人サッカー1部リーグで戦っており(図参照)、2位以内に入れば、関東リーグへの昇格を懸けて戦う11月の関東社会人サッカー大会へと進みます。
「直近の目標は、関東リーグに昇格し、千葉県を代表するクラブにすること。サッカー専用スタジアムを市内に建設する気運も高まってくるのでは」と荒さん。
「サッカーは地域のコミュニティーづくりや経済の活性化、市川のブランド力の向上にもつながります。一緒に応援よろしくお願いします!」
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