ソロ部門で3人が全国へ 田奈中学校吹奏楽部
田奈中学校吹奏楽部に所属する3人が、「日本ジュニア管打楽器コンクール」ソロ部門の音源審査を通過し、3月24日(月)から東京都文京区のバリオホールで開催される本選考会に出場する。
同コンクールは(公財)日本音楽教育文化振興会が主催。小学生・中学生・高校生を対象に、豊かな音楽性や演奏技術の向上を育み、管楽器・打楽器分野の発展に貢献する人材育成を目的としている。
田奈中学校から出場するのは、稲村有純さん(ピッコロ)、多胡百菜さん(フルート)、伊藤梨結さん(クラリネット)で、共に3年生だ。2月に行われた音源審査による予選考会でそれぞれ高評価を得て、全国大会にあたる本選考会へと駒を進めた。
「高校でも吹奏楽を続けるので、自分の技術を高めたい」との思いから、コンクール出場を決めたという3人。稲村さんは『白つぐみ』、多胡さんは『スイスの羊飼い』、伊藤さんは『序奏とロンド』と、音源審査と同じ曲で本選に臨む。
今コンクールは3人にとって「中学3年間の集大成」。卒業式を終えた後も、学校と家で各自が練習に励んできた。「これまで積み上げてきた練習の成果を披露したい」と話す稲村さん。伊藤さんも「聴く人を感動させられる演奏ができれば」と話し、多胡さんも「納得のいく演奏を披露して上位進出を目指したい」と意気込んでいる。
稲村さんと多胡さんの出演は24日、伊藤さんは26日(水)に出演する。
定期演奏会
3月31日(月)には田奈中学校吹奏楽部の定期演奏会が横浜みなとみらいホールで開かれる。午後4時20分開場、5時開演。3人も出演するソロ演奏によるウェルカムコンサートは4時30分から。「ぜひ多くの人に聴きに来てほしいです」と3人は呼び掛けている。入場無料。