麻生区地域教育会議 子ども主導で「青空会議」 SDGs題材に意見交流
麻生区地域教育会議(井上俊夫議長)が主催する「青空子ども会議」が11月23日、黒川青少年野外活動センターで開催された。区内の小学3年生から高校1年生の約30人が「SDGsin麻生自分たちでできることを考えよう」をテーマに意見を交わした。
子ども会議は川崎市の地域教育会議が行う活動の一つ。2001年に施行された子どもの権利条例に基づき「参加する権利」などを実現する場として実施されている。
昨年までは麻生区同会議に所属するメンバーが運営を担っていたが、今年は昨年の参加者5人が「子ども委員」として企画、運営を担当。7月下旬から5回ほど会議を重ね、計画を練ってきた。恒例のピザ作り、意見交流のほか、子ども委員の発案のもとSDGsにまつわるクイズラリーを初めて実施。参加者の興味があるSDGsの分野ごとにチーム分けをするなど、子どもの自主的な意見を尊重して行われた。
子ども委員の菊池桐子さん(栗木台小4年)は「全部を考えるのは大変だったけれど、それよりも皆と一緒にやった楽しさの方が残っている」とにっこり。井上議長は「自分たちで考え、企画し、準備をしてまとめる、という子ども会議の目標が形になってきた。子ども委員が次代の麻生を引っ張る存在になってくれればうれしい」と期待を寄せた。