平和学ぶ施設巡る バスツアーに25人
秦野市とはだの・平和都市宣言につどう会の共催で7月26日、「平和施設を巡るバスツアー」が行われた。
例年「秦野市平和の日」にあわせて「平和パネル展」を行ってきたが、今年は会場の都合により開催できなかったため、これに代わる新たな事業として実施。約25人が参加した。
バスツアーで巡ったのは、明治大学平和教育登戸研究所資料館と川崎平和館の2カ所。
初めに訪れた登戸研究所資料館は戦前日本の戦争・軍隊を知る上で貴重な戦争遺構のひとつで、研究員から施設の説明を受けた。「公にできない作戦の兵器や道具を研究・開発しており、関係者は口外を禁じられ、長い間埋もれていた」といった話もあり、参加者は興味深げに話を聞いていた。川崎平和館は差別や地球環境などにも視野を広げ、平和について考える場となっており、参加者は「深く学ぶことができた」「教科書では知りえない史実を知り勉強になった」と感想を述べた。同会は「知らず知らずのうちに平和を壊す側に立っていないか、自省する学びの機会になったのでは」と話した。