日本一の技と絆!「柏なわとびクラブ」がすごい理由とは【柏市】
「今のいいねー」「そこはやり直し!」。大きな声の飛び交う体育館で、跳びはねる子どもたちと見守る親たち。そこには、縄跳びを通して成長する親子の姿がありました。
7月開催の世界選手権に出場決定!
2011年に発足した「柏なわとびクラブ」。
取材日は全日本大会の前日で、練習にも一層熱が入っていました。個人練習では納得するまで跳び続け、チーム練習では成功するまで何度もやり直します。
そして「これは、全国でもうちしかできないんです」と紹介された14人でのショーフリースタイル。
互いを信頼しないとできない複雑な演技は感動ものです。
大会では、ショーフリーをはじめ31個の金メダルを獲得。
日本初開催となる7月の世界選手権も活躍に期待です。
なわとびを通して人を成長させる
「ここで学んでほしいのは、一生懸命やることの大切さと、本当の楽しさ」と、代表の高 直恵(こう なおえ)さん。
クラブの名称が平仮名なのも、楽しさを伝えることが狙いとのこと。
子どもたち一人一人と向き合い、子ども自身に考えさせ、目標と進め方を一緒に決めます。
「楽しむためには勝つことも大事」と必死に戦略を考えるそうです。
幅広い年代がいて、他人の子も本気で叱り、思い切り褒めてくれる大人がいる。
上の子を見て育ち、下の子を育てることで自分も成長する。
この環境こそが、このクラブの強さを支えています。
縄跳びは人と人をつなげるもの
同クラブは、縄跳びの普及活動として出張授業にも力を入れています。
内容は、憧れの二重跳びとお悩み解決。
短時間で子どもたちを前向きにさせるのは大変だそうですが、訪問先の縄跳び人口は着実に増えているとか。
「多くの人に、縄跳びを好きになってほしい」と優しく語る高さん。
「縄跳びは人と人をつなぐもの。縄を長くすれば多くの人が中に入り、短くすれば持つ人との距離が縮まる」とも。
縄1本あればできる身近なスポーツ。久し振りに跳んでみませんか。
問い合わせ
メールアドレス/nawatobi123@gmail.com 柏なわとびクラブ
Instagram/@kashiwa.nc