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鶴川第二中合唱部 7年ぶり全国大会へ  先月 都コンクールで金賞

タウンニュース

全国大会に向けて練習する合唱部員と指揮を振る顧問の眞鍋さん(右)

鶴川第二中学校の合唱部が先月、「東京都合唱コンクール」の中学部門混声で金賞を受賞した。同校が金賞を獲得するのは7年ぶり9回目。今月27日(日)には埼玉県で開かれる全国大会への出場が決まっており、部員たちは「みんなで心を一つにして、全国1位を目指したい」と意気込んでいる。

NHK全国学校音楽コンクール(Nコン)などを中心に、入賞経験の多さから合唱の強豪校として名を残す鶴川第二中学校。先月行われたコンクールでは、自由曲として作曲家の松下耕さんが同校のために書き下ろした楽曲と、歌に合わせた振りで体の動きの統一感も求められるインドネシア民謡楽曲、計2曲を歌い上げ、金賞を獲得した。部員52人で挑み、つかみ取った全国大会出場の切符に、副部長の本間結花さん(3年)は「結果が分かった時には、思わずうれし泣きしてしまった。みんなで意見を出し合い、良い音楽を作り上げようとしてきた結果が実って幸せだと感じている」と振り返る。同校で20年間に渡り合唱部の指導に携わる顧問の眞鍋淳一さんは「3年生は受験も控えているなど、限られた時間での練習だったが、鶴川第二中らしさを表現し、そこが審査員にも伝わったのではないかと感じている」と評価する。同じく顧問の田中香璃さんは「生徒から合唱が好きな気持ちがとても伝わってくる。自分たちで変えていこう、という思いが強いのも、結果につながっていると感じている」と話す。

「言葉」大切に

全国大会出場は7年ぶり9回目となる。本番に向け、同部では現在、曲の物語性を高め、場面の切り替わりをしっかりできるように練習を重ねているところといい、常にベストの声が出るようにコンディションを整えているという。大会を今月下旬に控え、部長の相田絢音さん(3年)は「聞いている人に届くように、『言葉』を大切にして歌うことを心がけている。みんなで1つの曲を作っているという意識をもってのぞみたい」と意気込む。もう一人の副部長である三乘陽莉さん(3年)は「全国の舞台は、普通では経験できないこと。努力が実るように、心を一つにして楽しく歌いたい」と目標を語っている。

全国大会は10月27日、埼玉県の大宮ソニックシティで開かれる。

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