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『猫と暮らす家』を探す際に押さえておきたいポイント7つ 失敗したくない家選びのコツ

ねこちゃんホンポ

猫と暮らすときに優先すべきポイント

猫と一緒に暮らし始めると、次から次へと問題が発生することはありませんか?

猫は長い歴史を経て人と一緒に暮らすパートナーとなりましたが、異なる動物種のため、お互いに埋められない「違い」が問題として発生することがあります。

しかし猫の習性を知り、住環境を整えることで抱えている問題の多くを解決できるかもしれません。これから猫と一緒に暮らすための家を探しているのであれば、下記に着目して探すことをおすすめします。

✔猫にとって「安全」である
✔猫の「健康」を害する要因を排除できる
✔猫も人も共に「快適」に過ごせる

では、これらを満たせる具体的なポイントを見ていきましょう。

猫と暮らす家を探す際に押さえておきたいポイント

1.行きたい場所にいつでも行ける間取り

猫は周囲の環境に合わせて自分の体温を調整すること、特に体温を下げることが苦手です。エアコンで愛猫を熱中症などから守る際に気をつけたいのが、「冷えすぎ」や「熱中症」です。

猫は室内で最も居心地の良い場所を見つけ、そこで過ごします。猫の生活空間には、エアコンの風が当たる場所と当たらない場所、日差しが入る場所と日陰になる場所など、さまざまな環境が混在することが理想です。

そういった間取りの家を探した上で、猫が行きたい場所に自由に行ける動線を確保できるような家具の配置、キャットタワーやペットドア等の設置を行いましょう。

2.自由に開けられないドア

家の中にはキッチン、浴室、玄関、窓、ベランダなど、猫に危険な場所がたくさんあります。しかも猫は飼い主さんの行動をよく観察し、ドアを簡単に開けてしまう可能性も。できるだけロックが掛かるタイプのドアが多い家を選びましょう。

引き戸タイプの浴室ドアは、ロックが付いていなくても猫には開けづらいです。また網戸には後付けできるロックを付ける、玄関の手前やドアのないキッチンには猫用の背の高い侵入防止柵を設置する等の対策も考慮して選びましょう。

3.吹き抜けには要注意

吹き抜けのリビングで、2階以上の高さまでキャットステップが続いているような写真を見ることがあります。羨ましいなぁと思わせられる写真ですが、注意も必要です。

安全のためにキャットステップなどは定期的にメンテナンスする必要がありますが、人の手が届きにくい高さの場合、手入れが行き届きにくくなってしまう可能性があります。

また動物病院に連れて行きたいのにステップ上に逃げられた、高齢で足腰の弱った猫がステップ上で立ち往生したといった事態になることも。

このように人が届かない高さに猫が登ることは、危険を伴います。飼い主さんがすぐに介入できる場所に猫のいるように、住環境を整えましょう。

4.いつでも綺麗なトイレ

猫の腎臓病は大きなリスクの一つです。対策として、新鮮な水をできるだけ飲んでもらうことと、きちんとおしっこをしてもらうことが欠かせません。

ところが、きれい好きの猫は汚れたトイレでは排泄したがらず、我慢してしまうことが多いです。

また、トイレは猫の頭数+1個以上の設置が必要です。トイレ洗浄のための水場の近くに猫砂のストックを保管でき、かつ必要な数のトイレを設置できる静かなスペースがある家を探しましょう。

5.爪とぎに強い床材や壁材

猫との暮らしでどうしても避けられないのが、爪とぎです。専用の爪とぎを設置し、使ってもらえるように教えることと並行して、爪とぎにも耐えられる丈夫な床材や壁材を選ぶことも大切です。人の腰の高さで上下に分割されているタイプの壁紙だと、張り替え箇所を限定できます。また珪藻土や漆喰などの塗り壁や、タイル壁を選ぶのも良いでしょう。

6.部屋数は多めに確保

生活に必要な部屋よりも多い部屋数の家を選びましょう。手を尽くしても、猫が家具で爪をといだり飼い主さんの大切なものを壊すことはままあります。

猫が出入りできない部屋を作り、そこに保管すれば大切な家具や品物を守ることが可能です。

また多頭飼いをする際に、感染症にかかったなどの理由で隔離する必要が生じた場合にも、この部屋が役に立ちます。部屋を増やすのはコストもかかるため難しい場合は、仕切り扉のついた広い部屋のある家を選ぶのもおすすめです。

7.外を眺められる窓

猫の留守番は避けられないことがほとんどです。うとうとしている時間が長い猫でも、退屈な時間が長引くのは心身の健康のためにもなるべく避けたいですよね?

外の景色を見渡せる窓辺に、猫が寛げる環境を作りましょう。景色がよく見える位置に、出窓や窓枠の奥行きが広い窓がある家がおすすめです。

猫と暮らす家を建てる、リフォームするならこんな観点も!

猫のための環境を考えるときには、猫が歳をとった時のことも考えて安全対策を施したり、リフォーム計画を立てたりするべきです。

また造り付けの棚でキャットウォークを構成したような設計にすると、見た目にもおしゃれですし、人にも猫にも快適かつ便利な部屋を作れます。

家を建てたりリフォームしたりする場合、費用はかかりますが、工夫次第でいろいろなアイディアを盛り込めます。猫に詳しい設計士を選んで相談してみるのも良いでしょう。

まとめ

今回ご紹介したポイントを組み合わせることで、猫の習性や健康を考えた住環境を整えることができます。

愛猫の習性や性格をしっかりと把握し、「今最も大切なことは何か」を常に意識しましょう。家を手に入れた後も、常に創意と工夫で改善し続けることが大切です。

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