【富里市】空手全国大会で優勝!78歳・現役で活躍するシニア選手 大谷章助さんの挑戦
富里市在住の大谷章助さん(78)は昨年秋の熟練者全国空手道選手権大会の男子75歳以上組手の部で優勝するなど、高齢になっても現役の選手として活躍しています。また、クラブ活動で後身の指導も続けています。
得意技は逆突き自宅には多くの賞状
大谷さんの現在の身長は168cm、体重は75km 。
体は丈夫で、これまでの大きなけがは30歳ごろに試合で受けた左側肋骨骨折だけだそうです。
空手の得意技は拳を体の後ろから前方に打ち込む逆突きで、右手・左手両方でできます。
後ろ足を1歩前に踏み込んで片手で相手を突く追い突きも得意です。
昨年の全国大会では4試合を勝ち抜き、優勝しました。
「23年大会がベスト8だったので、悔しかった。それだけに優勝は本当にうれしい」。
同大会は男子は40歳以上、女子は35歳以上で参加でき、年齢別にクラスが分けられています。
全国大会では1対1で戦う組手の他、形を演じる形の部があり、大谷さんはいずれの部でも優勝経験があります。自宅には多くの賞状と盾が飾られています。
大学で空手を始める 全身、全神経を使う
大谷さんが空手を始めたのは大学1年生からで、「大学生になったのをきっかけに、強くなりたいという気持ちから空手を始めました」と振り返ります。
大学の空手部に入り、連日稽古しましたが、「全身、全神経を使うことが空手の難しさです」と実感を込めて話します。
空手で鍛えているため健康で、日常生活で気を付けているのは「よく寝ること」だそうです。
両手足を自由に動かす今後も優勝目指す
現在は、指導者としても活動。
週3日、4カ所、空手同好会などで教えています。
土曜日は1時間の練習を4回指導し、火曜日と日曜日はそれぞれ1回ずつ(約1時間45分)。
常に生徒に注意している事は「手と足は左も右も自由に動かせるように練習しなさい」で、これが基本だそうです。
大谷さん本人の練習は指導の合間を利用して行っています。
「今後も自身の全国大会での優勝を目指し、後輩たちの指導も全力を尽くす」と元気いっぱいです。