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7月の貿易収支は1175億円の赤字 トランプ関税の影響が浮き彫りに

文化放送

8月21日の「おはよう寺ちゃん」(文化放送)では、木曜コメンテーターで京都大学大学院教授の藤井聡氏と寺島尚正アナウンサーが、7月の貿易収支に関するニュースについて意見を交わした。

藤井氏「10%関税がなければ一応黒字だったっていうこと」

財務省が発表した7月の貿易統計によると、輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は1175億円の赤字で、2か月ぶりに赤字となった。アメリカ向け輸出は、前年同月比10.1%減の1兆7285億円だった。アメリカの高関税政策の影響で、対米輸出が落ち込んだことが響いたという。

寺島アナ「藤井さん、この数字はどうご覧になりますか?」

藤井氏「貿易赤字になっているのは円安トレンドがまずあります、と。それに加えて、こういう問題が出てきているわけですよね。関税があって」

寺島アナ「はい」

藤井氏「それでアメリカへの輸出が10%減ったということは、10%減って1.7兆円っていうことは、2兆円ぐらいっていうことですよ。2兆円ぐらいだったものが1.7兆円に減ったっていうことですよ。で、赤字が1175億円になったっていうことは、関税がなければ10%減らなかったとすれば、一応ちょっと黒字だったっていうことですよね」

アメリカ向けの自動車輸出は28.4%減の4221億円だった。輸出台数は3.2%減の12万3531台と微減にとどまっていて、国内メーカーがアメリカ法人への出荷価格を引き下げて関税のコストを肩代わりする状況が続いている。

寺島アナ「やはり価格はそのままじゃないと売れないというふうにメーカーは踏んだということですね」

藤井氏「そうじゃないと台数が減ってしまうからって台数を保存するために輸出額が減ったわけですよね」

寺島アナ「利益を削ってでも、ということですよね」

藤井氏「輸出するときの価格を引き下げて関税がアドオンしたときに、アメリカ国内のマーケットで同じ価格になるから、したがって輸出額は減ると。10%分減るという。だから10%関税が4月からかかっていますから、その分、綺麗に下がりましたということですよね」

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