「動画スクショで報酬」 上越市の30代女性がうその副業で14万円被害
上越警察署は2025年2月19日、新潟県上越市の30代女性が、スマートフォンでできる副業に勧誘され、現金14万円をだまし取られる特殊詐欺(架空料金請求詐欺)被害に遭ったと発表した。
発表などによると1月17日、女性の携帯電話に「スマートフォンでできる簡単なバイトに興味ありませんか」というショートメッセージが届いた。動画投稿サイト上の動画の一部をスクリーンショットして送信するだけで、数百円の報酬がもらえるというもので、女性は報酬を受け取るための専用サイトに口座番号などを登録し、チャットアプリでやり取りを始めた。専用サイト上では実際に少額の報酬が得られたという。
やり取りをしていた相手から「高額報酬がある。1万円を振り込むと報酬が1万3000円に、3万円振り込むと3万9000円になる」などと説明があり、女性は同月21日までの間、指定された口座に4回にわたり現金合計14万円を振り込んだ。その後「アカウントが凍結された。解除には15万円を振り込んで」などと言われたことから不審に思い、警察に相談した。
同署によると全国的に同様の手口の詐欺が多発し、県内でも増えているとして「簡単に稼げるという副業を信用せず、1人で悩まずに警察など誰かに相談して」と注意を呼び掛けている。
「タスク副業」で報酬が支払われるとうたい、実際には高額を送金させる事業者に関する注意喚起 | 消費者庁( https://www.caa.go.jp/notice/entry/040985/ )