鶴見小学校5年1組 米のPRでおにぎり販売 鶴見銀座商店街と協力
鶴見銀座商店街で11月30日に開かれたイベント「つるぎんドット来〜い」の会場で、鶴見小学校5年1組の児童たちの声が響いた。商店街の店舗と協力してオリジナルのおにぎりを考案。イベントでは来場者たちに米の大切さやおにぎりをPR。児童の一人は「これからも栄養価などを学び、美味しいおにぎりを作っていきたい」と笑顔で語った。
今回の販売会は、同クラスの児童たちが学校の総合的な学習の時間などの中で、日本国内の米の消費量が減っていることを学び、どうしたら消費量を増やせるかを考えてきた取組みの一環。
そして、そのPRの場として、同商店街で子ども食堂を実施する(株)木曽屋の中西美里さんと香取深雪さんに相談し、オリジナルのおにぎりを作って同イベントで販売することにした。
おにぎり作りでは、具を何にするか皆で相談。韓国のりとチーズを使ったものなど児童らしい斬新なアイデアも出た中、多数決で選ばれた具は「鮭と塩昆布と天かす」と「鮭とねぎとごま油」の2種類。完成までは中西さんたちと試行錯誤を重ねながら、11月にあった授業参観では保護者への試食会も行われ、意見を求めた。
そして迎えたイベント当日。約80個のおにぎりを用意し、児童たちが商店街を回って買い物客らにPR。店頭での呼び込みもあり、販売から30分ほどであっという間に売り切れた。
購入者にはおにぎりのレシピやアンケートも配布。販売を担当した同クラスの西桜子さんは、「自分たちが考えたおにぎりを沢山の人が買ってくれて嬉しかった。これからは栄養価のことなども学んで、もっと美味しいおにぎりを作りたい」と笑顔で語った。