天皇杯2回戦、清水エスパルスが松本に4−2!新戦力が活躍、次戦への課題も。秋葉監督、マテウス・ブルネッティ、弓場将輝、千葉寛汰がコメント
清水エスパルスは天皇杯2回戦で松本山雅FCに4−2で勝利しました。前半5分にMF中原輝選手がペナルティーエリア内でこぼれ球を詰めて先制。前半10分には中原選手の右CKをゴール正面でDF住吉ジェラニレショーン選手が頭で合わせて追加点を奪いました。
後半3分にはDF蓮川壮大選手のクロスからMF矢島慎也選手が振り抜いて3点目。後半32分にはMF弓場将輝選手が移籍後初ゴールを決めました。新加入のDFマテウス・ブルネッティ選手がデビューし、藤枝MYFCから復帰したFW千葉寛汰選手も後半からピッチに立ちました。一方、失点はいずれもCKから。公式戦3試合連続でCKから失点を喫していて、修正が急務です。
秋葉忠宏監督
―総括を。
ブルネッティと寛汰が公式戦でしっかりパフォーマンスを見せてくれた。明るい材料がまた一つ増えた。セットプレーからの2失点がゲームを難しくした。ここ数試合、急に不安定になっている。一度整理して、しっかり自信を取り戻したい。中3日でのリーグ戦に向けてフォーカスしたい。
―ブルネッティ選手の評価を。
攻守に落ち着いている。来日したばかりだが、違和感なく、穴を開けることなく、しっかりと自分の役割をやってくれた。オフェンスのところで起点にもなれる。日本の暑さやスピード感になれれば間違いなく素晴らしい戦力になってくれるというめどが立った。
―セットプレーの守備の改善点は。
やるべきことはやっている。少しナーバスになってしまっている。ゾーンで守るには飛び込んでくる相手に対応するパワーと勇気がないといけない。逆にマンツーマンになれば誰の責任かは明確で分かりやすい。積み上げてきたものでパワーを持って修正したい。
ブルネッティ選手
―デビュー戦となった。
まずは何よりありがとうございます。いいゲームができたとの感触がある。勝てたことに加え、連係もうまくできたと思う。練習とは違う形でコミュニケーションをとれた。1試合目にしてはまずまずというところです。
―これまでと日本のサッカーの違いは。
スピードのところでもっと苦労するかと思ったが、自分の持っていた印象をはるかに上回るものではなかった。練習で慣れていけば今後もっといいプレーができるはず。
―グラウンダーのクロスが目立った。
普段の練習から、監督から低くて速いクロスを求められている。そこは練習通りだった。いつも意識している形から点につながって良かった。
―サポーターの印象は。
いい雰囲気でエネルギーをもらえて本当にうれしい。ベンチに下がったときにマテウスブエノ選手と「サポーターのエネルギーがすごいね」という話をした。これからもいい結果を出し続けてもっとエネルギーを感じたい。
千葉選手
―復帰戦の振り返りを。
平常心でやろうと決めていたので、特に張り切りすぎることなく、冷静にいつも通りプレーできた。自分のプレーは示せて次につながると思う。歓迎してもらえてもちろんうれしかった。
―惜しいシーンもあった。
今日に関してはいいプレーで評価されるかもしれないが、ここからは数字を残さなければ評価されない。しっかり数字を残せるように準備したい。
―矢島選手の得点シーンはクロスが低ければ千葉選手にもチャンスがあった。
(蓮川選手が)ゴロで出そうと思ったら浮いちゃったって言ってた(笑)ゴロで来てたら自分が行けてた。
―J1相手で意識は。
相手は関係ない。リスペクトしすぎず、自信を持つ。ピッチに立ったら対等なのでずぶとく行きたい。
弓場選手
―移籍後初ゴールとなった。
ずっと決めたい気持ちがあった。次はリーグ戦で取れるように準備していきたい。
―得点シーンを振り返って。
寛汰が相手を釣ってくれて、直感でスペースがすごいあると感じた。相手のボランチに走り勝ったのが大きかった。シュートコースは甘かったが冷静に決められた。
―リーグ戦に向けて。
前半最終戦をいい形で終えられなかった。天皇杯で一つ結果を出したのは今後のリーグ戦につながる大きな一歩になる。