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画家でエッセイストの大宮エリー氏が死去

セブツー

作家や画家、エッセイストの大宮エリー氏が病気のため4月23日に亡くなった。49歳だった。葬儀、告別式は近親者のみで執り行うという。大宮エリー氏は東京大学薬学部を卒業した後、電通に入社し、コピーライターとして従事。その後、独立して大宮エリー事務所を設立。

独立後は、脚本やエッセイ、ラジオなど多方面で活躍していたが、近年は画家としての活動にフォーカスし、2019年に香港で初となる個展「A Wonderful Forest」を開催すると、ロンドンやミラノ、パリでも個展を開催していた。

人懐っこい性格で、誰とでもすぐに親しくなれる人であった。それ故なのか、事実無根にも関わらず大物俳優とのスキャンダルをでっち上げられたこともあった。ワイドショーなどでも報じられると、毎日自炊するほど料理好きだった大宮エリー氏は包丁も持てないくらい、打ちのめされたという。ソファから立ち上がる気力すら失われた状況で、「どん底まで落ちて、自分で立ち直るしかない」と語っていたのが印象的だった。

気力がよみがえると精力的に画家としての活動に邁進する。画家の道へ進むきっかけを与えたベネッセホールディングスの福武總一郎氏への感謝の言葉は、いつも口にしていた。2023年には「第80回ベネチア国際映画祭」で監督作品「周波数」がXR部門「Venice Immersive」にノミネートされるなど、画家としてこれからまさに世界的な活躍が期待されるなかでの訃報であった。

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