アジングタックルで秋のロックゲームに挑戦【熊本】スイミングでアコウをゲット!
秋の気配を感じる気候となり、シーズンも終盤を迎えるタイミングですが、近場でまだまだ狙えたりするのかとアコウをターゲットに釣行を思い立ち、いてもたってもいられなくなった筆者。今回は、シーズン終盤のデリケートな状況で悪戦苦闘したロックフィッシュゲームの様子をご紹介します。
上天草でロックフィッシュゲーム
ロックフィッシュゲームには、潮通しが良く、沖に沈み瀬が点在するポイントが有望です。今回は上天草一帯をチョイスしました。
タックル
様子見に使用したタックル
・ロッド:BRS-S74L-LG
・リール:12’レアニウム2500S
・ライン:PE 0.4号
・リーダー:フロロカーボン2号
シビアな状況を打開したタックル
・ロッド:Advancement HSR-70
・リール:08’ツインパワー1000S
・ライン:PE0.25号
・リーダー:フロロカーボン1.2号
使用したルアー
ジグヘッド&ワームとバレットシンカー&オフセットフックの2種を用意しました。
・ジグヘッド:MDヘッド(5〜7g)
・バレットシンカー:デコイシンカー5〜7g
・オフセットフック:TNSオフセット(サイズ6)
・ワーム①:タコ足一本!!ミニ2.8inch
・ワーム②:ガルプ Fat Hawg 2.2inch
当日の基本アクション
基本的なリフト&フォールをスタンダードとし、ベイトの状況から小魚を捕食していると分かれば、スイミングを意識したリトリーブでレンジを探る釣法としました。
また、リアクションが返ってこない渋い状況が続く場合は、リトリーブにリフト&フォールを織り交ぜたトリッキーなアクションで、ポイントを隈なくチェックしていきます。
まずは小型のカサゴが連発
まずは様子見として、筆者のお気に入りで多用している愛竿BRS-S74L-LGで挑みます。
デコイシンカーバレットタイプ(7g)にTNSオフセット(サイズ6)の組み合わせで、ワームはガルプ Fat Hawg 2.2inchをセット。目星のポイントへキャストし、少し緩い潮流にドリフトさせてフォールで誘っていきます。
すると、ゴンっと強いアタリが手元に伝わりました。魚信は強いものの、浮いてきたのは小型のカサゴでした。どうもこのサイズが多くいるようで、同じパターンで連続ヒットします。楽しいのですが本命ではないため、探り方を変更することにしました。
釣り方をスイミングに変更
多くのカサゴを交わすため、少し沖のポイントへ移動し、広範囲をリフト&フォールで探る作戦に切り替えました。しかし、魚からの反応がありません。
そこで、捕食しているのが甲殻類ではなく小魚ではないかと考え、リグを軽くし、スイミングで誘う作戦へ変更します。
キャロ用アジングロッド
このため、Advancement HSR-70にタックルを変更しました。狙いとしては、後ろから追い食いされた時にアタリを感知できる「抜けアタリ感知能力」の点で、より優れたロッドが有効と判断したからです。
アジングロッドとしてキャロ用に開発されたロッドですが、同じくらいの重さのリグを遠くへ運べるため、シビアな状況では重宝します。
待望のアコウをゲット!
MDヘッド(5g)にタコ足一本!!ミニ2.8inch(クリアホロチャート)をセットし、目星のポイントへキャスト。ボトムを取り、少し早巻きでリトリーブすると、モゾモゾっとした手応え。間髪入れずにアワセを入れてヒットに持ち込みます。
豪引を堪能
息が止まるほどの引きでしたが、なんとかランディングし、ようやく本命アコウ(キジハタ)をキャッチできました。
マッチ・ザ・ベイトが奏功
潮回り的には小潮と少し不利な状況でしたが、結果としては本命を仕留められたことに、素直にうれしい結果となりました。しかし、季節やフィールドによっては捕食しているベイトがガラリと変わるため、粘るのか替えるのかはアングラーの判断力が問われる釣りといえます。
ただ、マッチ・ザ・ベイトを探すのはアングラーとしての楽しみの一つ。皆さんも悶絶ロックフィッシュゲームに挑んでみてはいかがでしょうか。
<松永一幸/TSURINEWSライター>