食品ロス解消に新カレー サバとトマトを有効利用
平塚市内産の市場に出回らない規格外のトマトとサバを活用した「トマ鯖(さば)カレー」のお披露目会が4月14日、平塚市役所で行われた。
平塚市漁業協同組合と湘南農業協同組合、食品加工の山大商事(株)が連携し、昨年11月に「平塚海姫・山彦プロジェクト」を発足し、商品開発を進めてきた。色や形、大きさが規格から外れている野菜や魚を破棄せず利用することで、食材ロスの削減や地産地消の促進などを狙う。
トマ鯖カレーは、平塚漁港で水揚げされたサバと、平塚産の「しょうなんトマト」を使用。サバのうま味とトマトのさわやかな酸味が特徴。
両組合から食材を同社が買い取り、高温高圧殺菌技術を用いて常温レトルトカレーに加工する。商品の封入作業は市内福祉事業所のグランズ平塚も協力し、水福・農福連携にも取り組んでいる。
1パック180グラムで、価格は594円(税込)。常温で1年程度の保存が可能。
5月上旬から、平塚市観光協会の「みなくる平塚」やJA湘南の直売所「あさつゆ広場」などで販売されるほか、市のふるさと納税返礼品としても登録される予定となっている。
商品の問い合わせは、山大商事(株)【電話】0463・23・1763。