【イエスバット法】相手を傷つけずに面倒な頼みを断る魔法とは?【白魔法の心理学】
相手を傷つけずに面倒な頼みを断る魔法
気の乗らない誘いはイエスバット法で上手に断る
仲のよい会社の同僚たちと飲み会をしようと以前から計画していたとしましょう。ところが、それを知らない係長から、その当日に「今夜飲みに行こう」とお誘いを受けてしまいました。
でもここは楽しみにしていた仲間との飲み会を優先したいところ。ただ、普通に断ってしまっては上司との関係にヒビが入る可能性もあります。
そんなときにはイエスバット法を活用しましょう。これは一度前向きな答えをした後に、すでに予定があるなどの理由をつけて断る方法です。
ここでは 「係長と飲みに行きたいです(YES)。ですが(BUT)、残念なことに今日は夕方から大事な打ち合わせが入ってまして…」ともっともらしい理由をつけて断ります。しかし、最後に「今回は残念ですが、また誘ってください」とひと言添えるだけで相手の印象は全然違います。
申し出を一度肯定しただけに「しかし」と否定の意見を述べても相手の気分を害することはありません。ただ、断る理由について、ウソの理由は避けたほうが無難です。たとえ同僚たちとの飲み会でも多少は仕事の話も出るはずなのでそれを過大解釈して「大事な打ち合わせ」という理由にしてしまうのです。ただ飲み会の際、後でバレてしまわないように参加したメンバーには「大事な打ち合わせということで係長のお誘いを断ってしまったからね」ときちんと伝えておくことを忘れずに。
相手を傷つけない断り方イエスバット法
「今日のお昼は久しぶりに二人でトンカツを食べに行こうじゃないか。いろいろ話したいことも報告もあるし…」
「うわー。今日のお昼はあのカフェでゆっくりと本を読みながらプレートランチを食べたいんだよな…」
「先輩とランチ! お声かけをありがとうございます! ですが、急いで目を通しておかなければいけない資料をお昼を取りながらと思ってまして…」
「お、おう。そうか大変だな。またの機会に…」
まずは肯定して、その後に断る理由を!ギリギリウソにはならないように!
「今日、服を買いに行くので時間あるなら一緒に選んでくれない?」
(うわ! 今日は早く帰りたい…)
「頼ってくれてありがとう! 昨日大掃除はじめちゃって早く片付けを終わらせたいんだ…ごめん!」
【出典】『白魔法の心理学』監修:渋谷 昌三