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【市川市】千葉商科大学前の老舗町中華を復活させた芹澤孟さん

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【市川市】千葉商科大学前の老舗町中華を復活させた芹澤孟さん

昨年11月1日、市川市の千葉商科大学正門前に町中華「萬来軒」(国府台1-4-6)がオープン。

元々この場所で67年間営業していた同店は、前店主が体調を崩し閉店を余儀なくされましたが、これを志願して承継したのが、同大学4年生の芹澤孟(せりざわたかし)さんでした。

芹澤孟さん

学びを実践に。若き学生経営者

萬来軒

千葉商科大学には学生が実際に学生食堂を企画・運営する「学生ベンチャー食堂」という取り組みがあり、芹澤さんはそこに引かれて2020年に入学しました。

ちょうどコロナ禍の真っ最中で、キャンパスライフもままならない状況でしたが、学生食堂経営の目標を掲げ着々と準備。

事業計画が採用され、2年生の秋から1年3カ月間、学内で中華食堂を経営しました。

その後、台湾に留学し、現地では貧困家庭の子どもたちの食生活向上支援のボランティアに参加。

視野を広げて帰国、復学します。

再び学内での食堂経営を模索中に、萬来軒閉店の話を聞き、事業承継について大学関係者と前店主に相談。

のれんを受け継ぎ、復活開店にこぎ着けたのでした。

頼もしい仲間たちと
看板料理の味噌ラーメン

実社会でさらに勉強。夢への挑戦が続く

芹澤さんは元々「経営」に興味を持ち、実際に自ら企業経営することを目標にしていました。

こうして2回の起業を重ねるうちに、経営とは、お客さまを幸せにすることだ、と確信するようになりました。

「人を幸せにすることを目標に、具体的に事業を運営する」、これが芹澤さんの人生の目的となりました。

芹澤さんは卒業を一区切りに、萬来軒を後輩に委ね、就職します。

さらに広い世界で深く経営を勉強し、お客さまを一人でも多く幸せにしたいという思いを形にするために。

地に足が着いた努力を惜しまない真面目な青年の未来が楽しみです。(取材・執筆/にゃっつ)

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