フォロワー数5000人超えた 四日市市のインスタ 市職員が市の魅力や情報を自力で発信中
四日市市が公式インスタグラム「四日市スタイル」を始めて4年が経ち、フォロワー数がこのほど5000人を超えた。最初の3年余は民間PR会社に業務委託していたが、今年度からは独り立ちして運営している。近隣自治体に比べてもアカウントの人気は高い。
イルミネーションが彩る近鉄四日市駅前商店街で、ハートのオブジェにカメラを向けるのは、市広報マーケティング課の職員。市の良さが伝わる写真を撮ろうと奮闘中だ。影響力のある人気アカウントとされる指標のひとつに、「フォロワー数÷フォロー数」で計算するFF比がある。四日市市は171.21。桑名市の62.67、東員町の39.58と比べても群を抜いて高い。(2024年12月20日調べ)
2020年に実施した同市イメージ調査で、市内在住の20、30代女性の平均点が10点満点中6.47と低かったことから、若い女性に人気のインスタで市の魅力発信に力を入れようと、企画提案によるプロポーザル方式で民間会社と契約。23年度までに3社が交替で担当したが、その間、投稿のコツやフォトコンなどの企画手法を学び、自力運用への手応えを得た。
当初は女性好みのお洒落な内容を目指したりしたが、22年度の組織改編で、同課は政策推進部に属すことになり、市の政策全般の発信にも力を入れる内容に移行させた。最近ではレスリングの藤波朱理選手の市役所訪問や、自動運転実証実験の投稿には多くの「いいね」がつき好評だ。
23年度の市イメージ調査で20、30代女性の平均点は6.59と微増。担当者は「インスタとの直接の因果関係は説明できないが、イメージ向上取り組みの成果の1つ。四日市ならではの魅力や情報を効果的に伝えたい」と話している。
四日市スタイルのインスタグラムはこちら。(https://www.instagram.com/yokkaichi_style/)
【四日市スタイルのアイコン】