今はダメ!『猫に近づいちゃいけないとき』5選 うっかり近寄ると怒られるかも?
1.警戒しているとき
猫が警戒心を抱いている時や、恐怖・不安を感じている時には、飼い主の手が届かないような場所に隠れるなどして、一向に姿を見せなかったり攻撃的になったりします。
飼い主としては心配で放っておけない気持ちになるとは思いますが、無理に近づこうとするとストレスを与えてしまい攻撃される可能性があります。そのため、猫が落ち着いて自ら近づいてくるまでそっとしておきましょう。
警戒心を和らげようと声をかけるのも同じくストレスの元になりますので、静かにしておくのが得策です。
2.病気やケガをしているとき
猫が病気やケガで体に違和感を抱いていたり、痛みを感じている時には普段以上に攻撃的になっている場合が多いです。痛みや違和感のある部位に触れられると、唸ったりひっかいたりします。
病院に連れていくときなど、どうしても近づく必要がある時には、手袋をするなどケガをしないように対策をしてからにしましょう。
猫の病気やケガが疑われる場合は、症状や様子を確認したうえで速やかに病院を受診しましょう。
3.撫でていて嫌がり始めたとき
他のケースと少し毛色が違うシチュエーションですが、猫が飼い主に撫でられて気持ちよさそうにしている時でも、自分が満足した段階で「もういいよ~」と終了のサインを出してきます。
✔しっぽをパタパタと振り始める
✔避けるような素振りを見せる
✔耳をたたむ
猫からの終了サインに気づかず撫で続けていたり近くで構っていると、突然噛まれるなど攻撃されてしまうことがあります。
これは「愛撫誘発性攻撃行動」と呼ばれるもので、猫によって発動のタイミングが異なるので、愛猫の様子をよく観察しておくと良いでしょう。
4.寝ている(くつろいでいる)とき
猫がリラックスして寝ている時にもむやみに近づかないようにしましょう。
猫の眠りは基本的に浅く、周りで異変や敵襲が起こらないか気を張っていることがほとんどです。熟睡していたとしても数時間程度しか眠れないため、貴重な休息を邪魔されると怒ってしまいます。
「飼い主の近くでは安らげない」と思われてしまうと、心の距離まで遠ざかってしまいますので、猫が寝ていたりくつろいでいる時には極力近づかずそっとしておいてあげましょう。
5.トイレ中や食事中
トイレ中や食事中に近づいて構ってしまうと、日常生活に支障が出てくる可能性があり注意が必要です。
食事中にむやみに近づくと「食べ物を取られてしまうかもしれない」と思わせてしまい、途中でも食事をぱったりやめてしまうことがあります。日々の食事が不規則になってしまう可能性もありますので、ご飯タイムには近づかずにゆっくり落ち着いて食べてもらいましょう。
また、トイレ中には近づくだけでなく声掛けやじっと見つめるのも控えてください。人の往来があるなど落ち着いて排泄ができないと、トイレ外で粗相をしたり、排泄自体を我慢して様々な病気の原因になりかねません。
尿の採取を行うなど必要なタイミング以外は、猫がトイレに入ったら知らないふりをしておいてあげると安心してもらえますよ。
まとめ
今回は「猫に近づいてはいけないとき」について紹介しました。
近寄るタイミングによっては猫にストレスを与えてしまう可能性がありますので、食事中やトイレ中など猫が何かに集中していたり、自分の時間をリラックスして過ごしている時にはできるだけ近づかないようにしましょう。
日頃から適切な距離感を保って、猫が構ってほしい時に構ってほしい分だけ甘やかすというメリハリのある接し方をしていれば、猫からの信頼度が上がります。
ストレスを与えないようにするという意味では、猫の健康にも密接にかかわってきますので、ぜひご自身の接し方を見直してみてください。