市民病院の借入返済に一般会計から5億円追加
財政難が続く赤穂市民病院の負担を軽減しようと、赤穂市は今年度中に一般会計から病院事業会計に5億円を追加して繰り出す方針を固め、今年度補正予算案に計上した。
市によると、同病院が資金繰りのため昨年3月に金融機関から借り入れた7億円の償還期限が来月に迫る。病院事業会計から2億円を返済し、残りの返済は一般会計からの繰入金に頼らざるを得ないという。
市は今年度、「経営健全化分」として、すでに3億円を病院事業会計に繰り出しており、補正予算案が議決されれば、繰り出し額は合計で8億円となる。
牟礼正稔市長は昨年12月議会で「市民病院の赤字を一般会計から支援するのは当然」と答弁しており、その発言どおりの予算執行と言える。