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犬に使うのは避けるべき『食器』4つ 避けたほうがいい理由と愛犬に合わせた選び方を解説

わんちゃんホンポ

犬に使うのは避けるべき食器4つとその理由

犬の健康や安全を考える上で、食器選びはとても大切です。毎日使うものだからこそ、安心して使えるものを選びたいですよね。

ここでは、犬に使うのは避けたほうがいい食器を4つご紹介します。避けた方がいい理由やリスクについても詳しく説明しますので、ぜひ参考にしてください。

1. プラスチック製の食器

プラスチック製の食器は軽くて扱いやすいものが多いですが、犬にとっては不向きな場合があります。

プラスチックは柔らかいため、犬が食器を噛んだり引っかいたりすると簡単に傷がついてしまいます。その傷に細菌が溜まりやすく、不衛生な状態になることがあります。

また、一部の犬はプラスチックに含まれる成分にアレルギー反応を起こすことがあります。皮膚が赤くなる、かゆがるといった症状が見られる場合は、プラスチック製品が原因かもしれません。

2. アルミ製やその他の金属食器(ステンレス以外)

ステンレス以外の金属製食器は、避けたほうがいい場合があります。

特にアルミや亜鉛などの金属は、犬の体質によってはアレルギーを引き起こすことがあります。

また、酸性の食品(トマトやフルーツなど)が食器に触れると、金属が腐食し微量の有害物質が溶け出すことがあります。

3. 安価で粗悪な陶器の食器

陶器製の食器は、重さがあり安定感があるため人気があります。しかし、安価で粗悪な陶器製品には注意が必要です。

一部の安価な陶器には、釉薬(うわぐすり)に有害な鉛が含まれていることがあります。これが犬の体内に入ると健康被害を引き起こす可能性があります。

また、陶器製の食器は割れることがあるため、破片が犬にとって危険になる場合もあります。

4. 滑りやすい底の食器

底が滑りやすい食器も、犬にとってはストレスの原因になりがちです。

食器が滑ってしまうと、食べにくくなり犬にストレスを与えます。特に食べるのが早い犬や高齢の犬にとっては、安定した食器が重要です。

愛犬に適した食器を選ぶポイント

犬に合わない食器を避けるだけでなく、愛犬にぴったりの食器を選ぶことも大切です。ここでは、食器を選ぶ際に押さえておきたいポイントを詳しく解説します。

素材で選ぶ

安全性と使いやすさを考えると、以下の素材が特におすすめです。

✔ステンレス製:丈夫で長持ちし、錆びにくい。傷がつきにくく、細菌の繁殖リスクが低い。

✔安全な陶器製:重みがあるため、食事中に動きにくい。釉薬に有害物質が含まれていないものを選べば、安全性が高い。

どの素材を選ぶ場合でも、食品グレードの安全基準を満たしているか確認することが大切です。「食品用」や「ペット用」と明記されているものを選びましょう。

サイズと形状をチェック

犬の体格や食事スタイルに合ったサイズや形状を選ぶことが重要です。小型犬には小さめの食器、大型犬には深めで広い食器がおすすめです。

食べにくいと食欲が落ちる可能性があるので、口や鼻のサイズに合ったものを選びましょう。

また、平らな食器は食べやすさ重視で、深い食器は水をこぼしにくく、耳の長い犬種(例えばコッカースパニエル)にも適しています。底が幅広い食器は安定感があり、動きにくいのでおすすめです。

滑り止め機能の重要性

食事中に食器が動いてしまうと、犬がストレスを感じてしまうことがあります。そのため、滑り止め機能のある食器を選ぶとよいでしょう。

ゴム製の滑り止めが付いているタイプは、フローリングやタイルの上でもしっかり固定されます。滑り止め付きのランチョンマットを活用するのも効果的です。

特別な機能を持つ食器も検討

犬の食べ方や体調によっては、以下のような特別な食器が役立つ場合があります。

例えば、食器の内部に仕切りや突起があるものは、食べるスピードを自然に抑えてくれるため、消化不良や吐き戻しを防ぐ効果があります。

また、高さを調整できる食器台は、大型犬や関節炎を抱える犬におすすめです。首や腰への負担を軽減し、快適に食事ができます。

清潔さを保てるかどうか

食器の清潔さを保つために、洗いやすいデザインや耐熱性も選ぶ際のポイントです。
食洗機対応のものは、毎日簡単に洗えて衛生的です。汚れが目立ちやすい白や薄い色の食器を選ぶと、洗い残しを防げます。

まとめ

犬にとっての食器選びは、健康と快適さに直結する大切なポイントです。

プラスチックや粗悪な陶器製など避けたほうがいい食器を知り、安全なステンレス製や高品質な陶器製などを選ぶことで、衛生面や使いやすさを確保できます。

また、犬の体格や食事スタイルに合わせた形状や機能を選ぶことで、さらに快適な食事時間を提供できます。早食い防止や高さ調節可能な食器など、特別な機能を持つ製品も活用すると良いでしょう。

毎日の食事が楽しい時間になるよう、用途や環境に合ったものを選ぶことを心がけましょう。


(獣医師監修:後藤マチ子)

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