FM湘南ナパサ 会場で公開生放送 災害時の情報収集手段に
14回目を迎えるひらつな祭の会場に、今年初めてラジオスタジオが設置され、防災に関する番組が生放送される。時間は午前10時〜午後2時。
放送するのは、平塚市にあるコミュニティFMラジオ放送局「FM湘南ナパサ」(78・3MHz)で、番組制作は市民団体「ナパサクラブ」(竹本有希代表)が担当する。
会員100人程が在籍するナパサクラブは、日頃から平塚市のまちづくりに向けたラジオ番組を放送。今回は、同祭の来場者に番組を知ってもらいたいと公開生放送を企画した。当日は防災や災害時の対策を伝えるほか、ブース出展者や来場者にインタビューなどをする。
同クラブの水嶋祥貴(あき)さんは「東日本大震災の時に、災害時の情報を得る手段としてラジオの重要性が再認識された。会場でラジオに触れてもらうことで身近に感じてらもいたい」と話す。
予備アンテナで訓練
この日の放送は、予備放送機の実稼働訓練を兼ねており、普段使用している平塚MNビル屋上(宝町)に立つアンテナではなく、会場近くにある築20年のマンション「リーデンスタワー湘南平塚」の予備機送信アンテナを使用する。
同局の小澤忍さんは「MNビルは築40年を経過していることもあり、災害発生時に万一放送に支障が発生した場合も地元住民に情報を提供し続けたい」と語った。