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<子どもメガネの気になる疑問>目が悪い?メガネの度数が合ってない?わが子の視力の変化に気づくコツ

ママスタセレクト

現代の子どもはPCやスマホ、タブレットに触れる機会が多くあります。それは目を酷使する機会が多いということでもあるのですが、みなさんは普段からわが子の目の健康について考えていますか? 学校の視力検査が過ぎればつい忘れてしまうかもしれませんが、親としてわが子の健康は常に意識したいところです。 子どもの目の健康と子ども用のメガネに関して、メガネのZoff 鈴木晴子さんにお聞きしました。

「視力が低下」「メガネの度数が合っていない」親が気づけるポイント

――子どもの視力の低下は、親からすると気づきにくいときがあります。またメガネを使っていても、視力が低下してだんだんメガネの度数が合わなくなってしまうこともあると思います。親が気づく必要がありそうですが、どのようなことに注意するとよいのでしょうか?

鈴木晴子さん(以下、鈴木さん):視力が低下している兆候は3つあります。 1つめは、遠くを見るときに目を細めることです。ピントを合わせようとしている証拠ですね。 2つめは、利き目で見ようとすることです。片方の目の視力だけが下がると、どうしても見やすい目で見ようとします。例えば左目の視力が下がっていると、右目で見ようとしますから、顔を右に向けるようになります。 3つめは、目をこすることです。視力が低下して視界がぼやけてくると、目が霞んでいるような感覚になります。その霞みをとろうと思って、目をこするようになります。

――子ども自身が、自分の視力が低下していることに気づかないこともあるのでしょうか?

鈴木さん:視力は一気に下がるのではなく、ゆっくりと下がっていきます。それに痛みがないですよね。そのため子どもは視力が低下していても、「こんなものなのかな」と思うこともあります。またそのせいか、子どもから「メガネが合わない」と言うことも、あまりないようです。

――視力は、良くなることはないのでしょうか?

鈴木さん:視力は一度低下すると自然に回復することはないといわれています。だからこそ今、視力が悪くないのであればそれを保ってほしいです。もし視力が落ちていたとしても、それ以上低下するのを防いでいただきたいですね。 特にメガネをかけているお子さんは、先ほどの3つの兆候が顕著に見られなくても、眼科での定期的なチェックをすると安心ではないでしょうか。例えば夏休みや冬休みなど長期休みを利用するとよいのかなと思います。

――メガネの度数が合わなくなったときには、買い替えるしかないでしょうか?

鈴木さん:Zoffの場合は度数が合わなくなったら、レンズだけ交換ができます。18歳未満の場合は1年間2回まで無料交換が可能。18歳以上は期間が半年になりますが、2回まで無料で交換できます。 メガネの補償やメンテナンスの制度は、それぞれのメーカーさんによって異なります。購入する前にホームページなどで確認したり、お店で店員さんに詳しく聞いたりするとよいと思いますよ。

メガネのことで他の子から何か言われるかも。どうすればよい?

――子どもがメガネをかけることについて、友達からからかわれることもあると思います。もしそのようなことがあったら、親としてどんな声かけをしたらよいのでしょうか?

鈴木さん:メガネはもともと人の顔にはないものですから、メガネに違和感があるお子さんもいます。自分がかけていないと珍しさもあって、かけている子をからかったりする場合もあるのでしょう。メガネをかけている子が嫌な思いをしないようにするには、メガネの価値を高めることです。 たとえば、自分で気に入ったメガネを選び、そのメガネを使うのが楽しいと思うことです。メガネをかけている自分が好きという気持ちになれば、周囲の声が気にならなくなるでしょう。ただ子どもだけでは、そのような気持ちに持っていくのは難しいかもしれませんから、親御さんが「似合うね、かっこいいね」「メガネが似合っていて、かわいいね」「素敵なメガネを買ったね」というように、ポジティブな声かけをするとよいのではないでしょうか。 ほかにメガネを常用するのではなく、必要に応じて使うのもおすすめです。メガネの使い始めはメガネに慣れておらず、ずっとかけているのが疲れてしまう子もいます。そんなときは、授業や全校集会など遠くを見るときだけメガネを使うようにします。メガネをかけたりかけなかったりすると、だんだんかけている姿に周囲の子も慣れてくるでしょう。「そういえばメガネをかけてるんだね」という状態にするという作戦ですね。

編集後記 子どもの健康と聞くと病気にならないためのバランスの取れた食事や適度な運動を通した体調管理などをイメージするかもしれませんが、健康のなかには「目」も含まれています。親御さんだからこそできることを取り入れて、子どもの目の健康を守っていけるとよいですね。

※取材は2025年5月に行いました。記事の内容は取材時時点のものです。

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