秦野市 合同入社式を初開催 仲間づくりを支援
秦野市で初となる「秦野市合同入社式」が4月3日、秦野商工会議所で行われた。秦野市・秦野商工会議所共催で行われた合同入社式には、市内中小企業などから10社17人が参加し、新たな門出を祝った。
中小企業の人材確保が課題となっている昨今。新採用人数も少数となるなか、秦野市では事業所支援として合同入社式の開催を企画。業種や企業の枠を超えた交流や仲間づくりの機会を通して、職場への定着と早期離職の防止につなげることを目的に、今年度初めて実施されることになった。
当日は10社から今年度の新入社員に加え、昨年の新入社員やおおむね1年以内に採用された中途社員などが参加。入社式では主催者を代表し、高橋昌和市長が「自分の強みや長所を生かし、地域を担う誇りと自覚を持って仕事に取り組んでほしい」と激励。続いて秦野商工会議所の石井時明会頭は「真面目さを基本に、気付きをもって仕事に当たってほしい」と話した。
式に参加した横浜油脂工業(株)秦野工場の秦野研究工場総務担当課長・永田実さんは「当社からは3月入社の2人が参加させてもらったが、中途社員は即戦力のためこうした式を行わない。合同入社式は良い機会でした」と話す。同社から参加した2人は「新鮮な気持ち。これを機に交流できれば」と語った。
入社式後には、ビジネススキル基礎講座や懇親会も行われ、参加者らは研修と交流を行った。