【姫路市】江戸時代の三の丸大路や向屋敷庭園を再現─雅な夜を楽しむ「Himeji Castle History 鏡花水月」 22日開幕
世界遺産・国宝姫路城の冬の景色を暖かな光彩で包み込むライトアップイベント「Himeji Castle History 鏡花水月」が、大天守を望む広大な三の丸広場で今年も11月22日から始まる。3年目となる今回は、江戸時代に実在した三の丸大路や向屋敷の庭園を無数のイルミネーションストリングス、イルミネーションボールで再現する。
かつての三の丸大路は、大手門から大天守の登閣口へ向かう主要通路として多くの人々が行き交った。これを全長100メートルというリアルサイズの設えで復活させ、「光の路」として音楽と連動した光の演出により圧巻の光景を創出する。一歩一歩、歴史を感じながら歩いてみよう。
ほかにも、江戸時代の華やかなファッション「小袖」をモチーフにした「彩りの石垣」、来城者自身が作品の一部となって楽しむ「フルカラー影絵」、特別な照明で桜並木を満開に見せる「幻想の帰り道」などさまざまな表情を見せる仕掛けがいっぱい。お気に入りの瞬間をカメラで収めながら、雅な夜を満喫してほしい。
また初日は、同日に開催される「Himeji大手前通りイルミネーション点灯式」と連動し、三の丸広場でも点灯式を実施。会場入口で17時半より鏡花水月のテーマ曲を手掛けた音楽プロデューサー前田和彦氏によるピアノ生演奏や姫路お城のアンバサダーの観光PRの後、カウントダウン点灯を実施する。
入城料は一般1千円(中学生以下は無料)で、有料入場者には特別仕様の御城印がプレゼントされる。
12月11日まで。詳細は公式ホームページ(https://himeji-kyoukasuigetsu.com/)。