小川市議が辞意表明 「社業、地域貢献に専念」
茅ヶ崎市議会議員の小川裕暉氏(54)はこのほど、自身のSNSで、任期途中となる4月30日付で議員を辞職する意向を明らかにした。
理由について、小川市議は自身が顧問を務める建設会社の経営をめぐり、社長を務める父親の健康状態などを考慮した上で、半年ほど前からさまざま人事を模索し協議を重ねた結果、議員活動との両立が困難と判断。社業に専念するため、4月30日付けで議員辞職する考えに至ったとしている。後援会にはすでに報告をしており、自民党所属の議員には3月末の本会議後に意思を伝えている。今後は報告会も行う予定。
小川氏によると、2027年4月までの任期期間中は後援会を残し、市民の声を市政に届けるための活動を続けていく考えで、「今年の4月30日までは所属する都市経済常任委員会の委員長職を全うしていきたい」とする。4月からは地元である円蔵自治会の副会長を務めるなど地域を盛り上げていくほか、次回の市議選までに後継者の育成などにも力を注いでいくという。
辞意を表明したことについて、小川氏は「会派(ちがさき自民クラブ)のメンバーを減らしてしまうことになり申し訳ない」とした上で、「これまで皆さまに付けてもらった火は決して絶やさぬよう、今後もしっかりと取り組んでいきたい。4月30日で議員活動10年の節目となるが、感謝の気持ちでいっぱい。ありがとうございました」とした。
小川氏は現在3期目。これまで都市経済常任委員会、予算特別委員会、決算特別委員会の委員長を歴任している。