パリ五輪競泳 「楽しみながら泳げた」 眞野秀成選手が入賞報告
市内小稲葉出身でパリ五輪競泳日本代表として800メートルリレーに出場した眞野秀成選手が9月24日、高山松太郎伊勢原市長を表敬。その後、自身が卒園した伊勢原みのり幼稚園を訪れ、園児らとの交流を行った。
眞野選手はパリ五輪5日目(7月30日)の競泳男子800メートルリレー決勝に出場、第3泳者として日本代表の7位入賞に貢献した。「会場では地元選手が出場すると今まで聞いたことのないような声援が沸き起こっていたが、4人で気にせず泳ごう」と話し、「自己ベストには届かなかったが、予選タイムを超えるという目標は果たすことができてホッとした」と語った。
予選は緊張したというが、「決勝は楽しみながら泳ぐことができた」と眞野選手。「チーズケーキやパンが美味しかった」と話し、選手村や周囲の環境、食事のことなど、五輪期間中の生活などについて語ると、同席した職員らが興味深く耳を傾けていた。
高山市長は「世界の一流選手が集う舞台で戦うのはすごいこと。素晴らしい成績を上げていただいた。伊勢原の星」と称えた。
4年後のロサンゼルス五輪に向けて眞野選手は「ウエートトレーニングでしっかり身体を作っていきたい。個人種目でも決勝やメダルが狙えるよう努力していきたい」とし、「伊勢原の子どもたちに夢と希望を与えられるような伊勢原のスポーツの代表になりたい」と意気込みを語った。
市長表敬後に伊勢原みのり幼稚園に移動、眞野選手が入場すると園児たちは大きな拍手で迎えた。「眞野選手、7位入賞おめでとうございます」の言葉とともに代表園児から花束が贈られた。「早く泳ぐためにどんなトレーニングをしていますか」「幼稚園の頃、楽しかった思い出は」などの質問に笑顔で答えていた。
眞野選手は園児たちに「身体に気を付けて毎日を元気に過ごしてもらいたい。好きなことに全力で取り組んでいけば夢は必ず叶う」とエールを送った。