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さらっとした“たれ”染みる煮込団子&草べこ餅めずらしい!手間ひま惜しまず作る老舗の味【小樽】

SASARU

 お土産を探すのも旅の楽しみの一つ。そんな時にぴったりなのが、地元で長年親しまれている老舗の餅屋「小樽みなともち 本店」です。
 入船十字街の近くにある本店のほか、小樽駅前の長崎屋の地下にも店舗を構えています。

 おいしそうなお餅がずらりと並んでいます。7種類ほどある大福や、べこ餅2種類、饅頭2種類のほか、切り餅はその日の状況によって提供されています。

 お餅屋さんならではのお赤飯もおいしそうです。

 おすすめは「煮込団子」(450円)。味はみたらし団子に近いですが、たれを上からかけて食べるみたらしとは趣が違い、さらっとしたたれが団子によく染み込んでいるのが特徴です。
 うるち米(白米)を配合して作った団子は、歯応えのある食感で、しっかりとした弾力やコシを楽しめます。

 火、木、土曜限定で販売しています。理由は、作るのにとても手間がかかるからです。

 団子の粒自体をすべて手作業で作り、生醤油で煮込み、さらにもう一度甘だれで煮込んで味を染み込ませています。味を染み込ませるには、早朝からの作業が欠かせません。
 「毎日だと作業が追いつかないんです」と、このお店の田村裕香里さん。手間を掛けた分、ここならではのおいしさが詰まっています。

 「黒べこ餅」「草べこ餅」の2種類があるべこ餅(180円)も、お土産にぴったりです。

 べこ餅は北海道の郷土菓子と言われており、黒べこ餅は他店でもよく見かけますが、草べこ餅はこの店が発祥という珍しい一品です。着色料などを使わず、ヨモギの自然な色だけできれいな緑を引き出しています。

 戦後、中国から引き揚げてすぐに創業し、約80年になる老舗です。
 田村さんによると、小樽が港町として物流の拠点になっていたことが、店名の由来です。
 「港で働く人は力仕事が多く、お腹いっぱいにしないと動けないんです。お餅はポケットに入れておいてパクッと食べられるのが便利でした。小樽には昔、お餅屋さんが100軒以上あったと言われています」と、田村さんが教えてくれました。

 小樽の今昔に思いをはせながら味わってみるのも、また格別です。

小樽みなともち 本店
住所:小樽市花園4丁目10-13
定休日:日曜・祝日

*「いっとこ!」7月5日OAのものです
(上記の情報は記事作成時点でのものです。
最新の情報は各店舗へお問い合わせください)

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