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町田の動物に癒やされるふれあいスポット4選。マイクロブタにフクロウ、モフモフだけじゃない町田式アニマルセラピー

さんたつ

【散歩の達人】動物まみれ

最近疲れていませんか? 優しい気持ち、失くしてませんか? 心当たりのある方は、ぜひ町田に。このエリア、ちょっとマニアックな生き物に特化したふれあいスポットが点在しているのです。見て、触れて、動物まみれになれば、癒やされること間違いなしです。

きららアルパカハウス

マイクロブタと至福のスキンシップ『Pig Cafe MINT(ピグミン)』

この日いたのは5匹。平日の夕方はひとり占めできるチャンスが高い。

2022年に吉祥寺から移転オープンした店では、大人になっても中型犬サイズというマイクロブタが思い思いに過ごしている。なでて、寄り添って、抱っこして、温もりを体感。自分でトイレに行ける賢さにも感心。うう、愛おしすぎて連れ帰りたい。「お迎えもOKです。犬や猫のようにブタを愛する人が増えてほしいんです」と店主。また特筆すべきはドリンク。こぼし対策で採用したペットボトルは珍しい種類ばかりで目移りする。

クチュクチュと口から聞こえる音すらもかわいい。写真は小夏くん。
上から、おにぎりくん、そらまめくん、おでんくん。
靴を脱いで入る店内では、かたまって眠るこんな胸キュンな光景も!

『Pig Cafe MIN』店舗詳細

Pig Cafe MINT(ピグミン)
住所:東京都町田市原町田6-14-15 ヴィンテージビル7F/営業時間:11:00~20:00/定休日:水/アクセス:小田急電鉄小田原線町田駅から徒歩1分

印象が覆される爬虫(はちゅう)類の小さな世界『Reptile Cafe Vespa(レプタイル カフェ ヴェスパ)』

フトアゴヒゲトカゲのコリーくん。トゲトゲした体は意外と柔らか。

「爬虫類好き同士語らえる場にできたら」と岩橋一裕さんが2022年に開店。ガラスケースに囲まれた店内で触れ合えるのは、トカゲやヤモリ、ヘビ、リクガメの爬虫類だ。怖い、冷たいと思いきや、穏やかで意外と温かく、プニプニ、しっとりと触感も気持ちいい。より親しくなるなら餌あげをぜひ。リクガメが小松菜をパクつく姿はたまらない!「餌あげは飼育の醍醐味です」。生体によって餌はコオロギ、冷凍ネズミもあるが勇気を出してトライ。

床を散歩するアルゼンチンブラック&ホワイトテグーのボンちゃん。
初来店という男性が首に巻くのは、ボールパイソンのばななちゃん。
小松菜を食べるヘルマンリクガメ。餌あげ体験は1回330円。
店内では生体や餌の販売も。岩橋さんの手には14年育てているあおじー(メラウケアオジタトカゲ)。

『Reptile Cafe Vespa』店舗詳細

Reptile Cafe Vespa(レプタイル カフェ ヴェスパ)
住所:東京都町田市原町田2-3-4 サニーサイド町田1F/営業時間:13:00~20:00(最終受付は~19:00。土・日・祝は11:00~)/定休日:月/アクセス:JR横浜線町田駅から徒歩15分。

20羽以上の個性派が待ってます『フクロウカフェ Rapace(ラパーチェ)』

男の子が触れるのは、ベンガルワシミミズクのベガちゃん。オレンジ色の目がかわいい。

ドアを開けると、止まり木にズラリと並んだフクロウたち。鳥好きの店主が2016年から始めた店には2024年10月時点で16種類、23羽もいる。サイズの違いはもちろん、顔つきも羽の色味も性格も異なり個性豊かだ。檻(おり)に入っていないので観察しやすく「休憩中」のコ以外は気軽にタッチOK。なでると驚くほど羽の厚みがあって極上のふわっふわ感! お客さんおのおのテーブルに座り、フクロウを手に乗せお茶する光景もなかなかシュールでまた楽し。

手に乗せたいコを選んで乗せてもらう。個体によっては革手袋着用。
ニセメンフクロウのカリンちゃんにヒヨコ生肉をあげる。餌やり体験は330円。
唯一肩乗せができるメガネフクロウのゴンちゃんと常連さん。
店員さんの手に乗るのは、一番人気のモリフクロウのモリンちゃん。
フクロウの絵が印象的な店内。飲み物は10種類あるほか、別料金でアルコールも。

『フクロウカフェ Rapace』店舗詳細

フクロウカフェ Rapace(フクロウカフェ ラパーチェ)
住所:東京都町田市原町田1-10-17/営業時間:12:00~18:00(最終受付は16:50。土・日・祝は11:00~)/定休日:無/アクセス:JR横浜線町田駅から徒歩7分

全国でも唯一!? 民家で生活するアルパカ『きららアルパカハウス』

子供たちになでられるハルくん。

介護や障害福祉事業を行う会社で、利用者との交流のため始めたのはなんとアルパカ事業。思いやりのある動物として、2019年よりアルパカ2頭を呼び寄せ、現在、8頭(うち現地生まれは4頭)が民家の敷地でのんびり育てられている。月数回ある開放日では餌やりなどの体験が! アルパカ好きにも評判で埼玉や千葉からも訪れるとか。つぶらな瞳、個体で違うモフモフっぷりには頬がゆるまずにいられない。

ニコちゃんにおっかなびっくりニンジンをあげる女の子。
希望があればブラッシングもできる。
ときどき散歩にも連れ出す。今日はミーヤ(黒)とイトーくん。アルパカが歩く姿に、通行人や車の運転手が驚くことも。
主食であるチモシーというイネ科の草を食むアルパカたち。食事は1日3回。
開放日の餌やり体験では、細かく切ったニンジンなどをあげられる。
運営会社「きららグループ」の代表が制作したアルパカの絵本。
2024年デザインのオリジナルTシャツも買える。アルパカ色か?
飼育担当の佐々木拓海さん。複数の動物園を経験した飼育員のプロフェッショナルだ。

『きららアルパカハウス』店舗詳細

きららアルパカハウス
住所:東京都町田市山崎町827/アクセス:小田急電鉄小田原線町田駅徒歩3分の町田バスセンターから神奈川中央交通バス「下山崎」行き約25分の「下山崎」下車7分

取材・文=下里康子 撮影=鈴木愛子
『散歩の達人』2024年11月号より

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