鉄道博物館が来館1,500万人を達成! 記念セレモニーでは7歳の来場者が機関士役となりC57形式蒸気機関車の汽笛を吹鳴(埼玉県大宮市)
埼玉県さいたま市大宮にある「鉄道博物館」は、2025年10月1日に来館1,500万人を達成。記念セレモニーが行われました。1,500万人目となったのは、7歳の誕生日当日に同館を訪れた木下結翔くん。鉄道博物館を象徴するC57形蒸気機関車の前での記念セレモニーとなりました。
鉄道博物館の歩み
鉄道博物館は2007年10月14日に、JR東日本創立20周年記念事業のメインプロジェクトとして開館しました。
鉄道車両をはじめとするさまざまな資料が展示されており、多くの人が訪れる人気施設です。10周年に合わせてリニューアル工事が進められ、2018年7月5日には本館のリニューアルグランドオープンとともに、地上4階建ての新館(南館)がオープン。ますます見応えのある施設となりました。
入館者数はコロナ禍に落ち込みましたが、その後は年々増加傾向にあり、開館から休館日を含み6563日で、累計1,500万人の来場者を達成しました。
記念セレモニーでは、花束と記念品を贈呈!
栄えある開館1,500万人目となったのは、東京都から両親と訪れた木下結翔くん(小1)。同館の石田亨館長が花束と、記念品としてE5はやぶさ・E6こまち・E7かがやき・ドクターイエローの新幹線ぬいぐるみ4種を贈呈。記念撮影が行われました。
石田館長は「毎日毎日多くのお客さまにご来館いただき御礼申し上げます。これからも、多くの皆さまに来ていただき愛されるように、良い展示・良い企画を提供していきます。これからもよろしくお願いいたします」とコメント。
結翔くんは何と、7歳の誕生日当日だそうで、ダブルでお祝いムードに! 今回は3度目の来館で、ミニ運転列車を楽しみに訪れたとのこと。好きな車両は東北新幹線「ALFA-X」だと語り、1,500万人目の来館者となったことに「びっくりしたけれども、来て良かった。嬉しい」と笑顔でした。
SLの汽笛吹鳴を体験する一幕も!
C57形蒸気機関車転車台回転実演では「将来は電車の運転士になりたい」と話す結翔くんが機関士として機関車に乗り込み、汽笛を鳴らす特別体験も。夢に一歩近づいた、幸運な1日になったようです。
また、来館者には当日限定で「ありがとう1,500万人ステッカー」を配布。セレモニー終了後、SNSに「#てっぱく1500万人」を投稿し、インフォメーションカウンターに提示した先着1,500名にも異なるデザインの記念ステッカーを配布中です。
「鉄道の日」スペシャル月間実施中!
1872年10月14日、新橋~横浜間に日本で最初の鉄道が開通したことから、10月14日は「鉄道の日」に制定されています。鉄道博物館も2007年の鉄道の日に開業しており、10月1日~31日までの1ヶ月間、スペシャル月間としてさまざまなイベントが予定されています。
本館1階車両ステーションでは、館内収蔵の様々なヘッドマークが展示車両に設置されます。本館2F鉄道ジオラマでは、館内の学芸員が選んだ「推し車両模型」を鉄道ジオラマや展示スペースに特別展示します。
この1ヶ月間は「てっぱくオリジナル 子ども用制服(ジャケット・帽子)」を館内に設置。自由に着用して新幹線をバックに記念撮影も可能です。
このほかにも、期間中はさまざまなイベントが予定されています。お祝いムードでいっぱいの「鉄道博物館」へ、この機会にでかけてみてはいかがでしょうか。
文/写真:斎藤若菜
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