トム・クルーズに米海軍特別公共功労賞、民間人として最高栄誉 ─ 『トップガン』など海軍への貢献を称え
ハリウッドきっての大スター、トム・クルーズの貢献は映画産業には留まらない。米海軍は、クルーズの海軍および海兵隊への多大な貢献を称えて、民間人に与えられる最高栄誉賞を授与した。英、米など多数メディアが報じている。
現地時間2024年12月17日、英・ロンドンのロングクロス・フィルム・スタジオにて開催された式典にて、カルロス・デル・トロ米海軍長官はクルーズに海軍特別公共功労賞を授与し、賞状とメダルを手渡した。この賞は、海軍省以外の民間人に授与できる最高の栄誉となる。
『トップガン』(1986)及び『トップガン マーヴェリック』での活躍を称えての授与と見られているが、デル・トロ長官は、『7月4日に生まれて』(1989)や『ア・フュー・グッドメン』(1992)『ミッション・インポッシブル』シリーズなどを含めた、クルーズの1986年から2023年にわたるまでの数々の功績を挙げ、下記のように祝辞を送った。
「トム・クルーズに国防公共サービス賞を贈ることができて光栄です。彼の作品は、何世代にもわたって海軍や海兵隊に従事することを鼓舞してきました。」
事実、1986年に『トップガン』が公開された後の1980年代後半から1990年代前半にかけては、海軍パイロットの採用が急増した。そのインパクトは、海軍が映画館に募集テーブルを設置したほどだ。
更にデル・トロ長官は、続編『トップガン マーヴェリック』について 「年配の視聴者にはノスタルジーをもたらし、若い視聴者には海軍が提供するスキルセットや機会への関心を再び高めた 」と、影響力の持続性についても言及している。
栄養を手にしたクルーズは、「軍に従事する全ての方を尊敬します」とコメント。「人生において、私にとって真実と言えることは、導くことは奉仕することだと知っています。心からそのことを理解しています。そして、私は軍人たちの中にそれを見出だしています」と、軍の従事者への尊敬の念を語った。
式典には、『トップガン マーヴェリック』や『ミッション・インポッシブル』シリーズにて、長年トムと仕事をともにしている映画監督のクリストファー・マッカリーも出席。クルーズは、「今日、あるいはかつて従事していた多くの船員たちを鼓舞できたことをうれしく思います。その努力は私だけでなく、私たちのすべての現場で一緒に仕事をしたキャストやスタッフも同様です。彼らこそが作品に命を吹き込んでくれたのです」とマッカリーを始めとした全ての関係者にも謝辞を述べている。
実は、クルーズにとって海軍からの栄誉賞の授与は今回が初めてではない。2020年にも『トップガン マーヴェリック』のプロデューサー、ジェリー・ブラッカイマーとともに、パラマウントでの式典にて名誉海軍飛行士に任命された。
2025年はシリーズ最新作『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』公開となる。クルーズの活躍ぶりが更に注目を集める1年となるだろう。
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