Yahoo! JAPAN

三菱重工業、新型ハイブリッドドローンを発表。200kg積載・航続200km、実現の鍵はエンジン[JapanDrone2025]

DRONE

三菱重工業株式会社がジャパン・ドローンで新型ハイブリッドドローンを発表した

三菱重工業ではこれまでに全長6m、ペイロード200kgの中型ドローンや、全長2mのヘリコプター型小型ドローンの開発を公表しているが、今回のジャパン・ドローンでは、新たに「ペイロード200kg、航続距離200kmのハイブリッドドローン」を展示した。

ブースに赴くと姿を現したのは、黒いボディカラーの巨大なドローンだ。空撮用の小型ドローンなどを見慣れた目にはとても大柄に見える。その寸法は全長約6m。最大離陸重量は650kg程度になるという。機体から伸びる6本のアームの先にはモーター・プロペラが上下に1セットずつ取り付けられ、巨体を浮かび上がらせる揚力を生み出す構造となっている。4月中旬に三菱重工業内の研究施設内で行った試験では、当初の計画通り、約1分間の飛行に成功した。

展示ブースの側面から機体を見た姿。周囲の人々と比較すると、いかに大きいかがわかるだろう

航続距離200kmをねらう本機だが、実現するための鍵は機体に取り付けられたエンジンだ。本機は二輪車などエンジンを登載するモビリティの製造を手掛けるヤマハ発動機株式会社との共同研究により開発が進められている。エンジンによって発電した電力を各モーターに送り、プロペラを稼働させるハイブリッドシステムを駆使することで、航続距離200kmを目指すのだ。

エンジンはヤマハ発動機が開発するものを機体下部に取り付けている

https://www.drone.jp/news/20250522124510115844.html

本機は災害時に長距離に渡って大量の物資を運びたい自治体の職員などから注目を集めている。また、山間の建設現場などへの物資輸送に利用したい事業者からも関心が寄せられている。

巨大なボディは多くの来場者の目を引いていた

三菱重工業

【関連記事】

おすすめの記事

新着記事

  1. 機材寄贈や重機研修支援など 市民2人に感謝状 名張市消防本部

    伊賀タウン情報YOU
  2. 「たった1時間でキスが釣れる?」短時間で釣果を得るための【マル秘キス釣りテクニック】

    TSURINEWS
  3. 超一級釣りフィールドに移住して気づいた【釣り場で当たり前になってしまっている非常識】

    TSURINEWS
  4. おしゃれな40代女子が今してる!若返りショート5選〜2025年初夏〜

    4yuuu
  5. 【結婚、相手はダイジョウブ?】価値観が全く違う!再婚はムリ?【まんが】#ママスタショート

    ママスタセレクト
  6. 三陸鉄道、令和7年7月7日と七夕にあわせ「さんてつ777きっぷ」発売 乗車券は駅間距離が「77.7km」になる組み合わせ

    鉄道チャンネル
  7. フィジーを訪ねて~作家・秋山秀一「旅の記憶(40)」

    チイコミ! byちいき新聞
  8. 【沖釣り釣果速報】伊良湖沖のカワハギ便で肉厚ジャンボサイズが爆釣!(愛知)

    TSURINEWS
  9. 名古屋メシって多すぎてワケわからん! 名古屋人に1番オススメを聞いた結果 → 『ベトコンラーメン』だと … ?

    ロケットニュース24
  10. 犬用の『日焼け止め』って存在するの? そもそも塗る必要はある?注意したいポイントまで解説

    わんちゃんホンポ